家族が最強のパーティーです

是好日

前世編《第1話》


最強の両親のもとに俺はうまれた。



なんだか意味がわからない内に"前のオレ"は殺され、気付いた時には違う世界に転生していた。




3才くらいで前世の記憶が蘇り、異世界転生キャッホッイって喜んだ。

そして 自分が強い魔力やら戦闘能力やらスキルやら何やらが備わっていると気付き(俺TSUEEEE-ーー!)状態だった。

この力を鍛えまくって独り立ちが許されたら無双してやるって思っていた。





それが変わったのは俺の7歳の誕生日の日ーーー。






夕飯の時間に両親が誕生日パーティーを開いてくれた。



回りが麦畑や野菜畑が広がる凄い田舎の村に家は建っているのに、あちら此方からの地域から美味しい肉や魚、それにどうやって手に入れたのか王都で人気のケーキを振る舞ってくれた両親にはとても感謝していた。



そしてパーティーももう終わりに差し掛かり、後はプレゼントだけって時にこんな田舎も田舎、王都から馬車で1ヶ月もかかる我が家にこの国の王様が現れた。




「こんな田舎町まで来て、ご用件は何でしょうか。」

母が聞く。




すると王様は顔面蒼白になりながら地に膝を付き、頭を垂れてこう言った。






「伝説の勇者兼伝説の賢者殿!それに伝説の聖女兼魔術師殿!魔王が復活致しました!どうにか…っ!今一度…っ!討伐の旅に旅立っては頂けませぬか…!」




………………………………嘘…………………だろ????




両親はチート並みに最強で伝説でした………。





と言う事は俺のこの能力は異世界転生特典じゃなく、両親の遺伝かよ!!!!!!




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