有象無象の一部でない"自分"を見てもらえる幸せ

広く浅くはつながり易い今、いわゆる"普通"に馴染めなくて足掻いたり、自分を偽って"普通を演じる"人は少なくない気がします。そんな中、主人公の自分に合わない"普通"をばっさり断じる潔さも、"普通になれない"ことに後ろめたさを感じる弱さも好感が持てますし、偏屈な主人公をそのまま認めてくれる穏やかな世界に夢が見れる優しいお話でした。ありがとうございます。

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