主人公が「ドルオタ」としての自分と「男」としての自分の気持ちに葛藤し、ヒロインに対して素直になれず、すれ違いがありながらも、それでも二人は惹かれあう、そんなラブストーリーです。
ヒロインがアイドルという設定は、あくまで2人の関係に対する障害というスパイスでしかなく、アイドルやドルオタについて詳しく知らなくても、問題なく読めます。
2人の気持ちの変化をゆっくりと、かつ、しっかりと記載してくれているので、登場人物に気持ちが入り込みやすい、非常に危険な作品（誉め言葉）です。
作中の「好きです」という、たった4文字の一言が、本作品では、凄まじい威力を持っております。
私は、続きが気になってしまし、完徹して一気見しました。（ただ、自制心がないだけですが、、、笑）
本編に登場するサブキャラクター（喫茶店のマスター、芸能プロダクションの社長、主人公やヒロインの後輩など）も皆いい人です。悪人は一切出てこないし、過激な性的描写も一切ないので、誰にでもオススメできます。
ただ残念なことに、Web版（カクヨム掲載版）は書籍版に専念するため、休載となってしまいました。
書籍第一巻は第1～56話＋αが掲載されており、書籍第二巻は4/28発売です。第一巻の終わりと冊子の分量から89話以降のオリジナルストーリーが展開されると思います。2人の関係の結末とヒロインのアイドルとしての活躍と成功が気になった方は、書籍版を購入して読みましょう。