エピローグ

死体清掃員A「女子高生が飛び降りかあ。」


死体清掃員B「教師からのセクハラとかその他諸々が原因らしいぜ。」


A「まじか!んで、その教師は?」


B「まぁその後も余罪がザクザクと出てな。当然、豚箱よ。」


A「はー、そんなカスみたいな男もいるんだな。」


B「しかも、それを学校は隠蔽しようとしたんだ。」


A「は?まじかよ!なんて脳筋な学校なんだ……」


B「な。ホント、気の毒だよ。ちなみによ、この事はこの学校の生徒が暴露したんだぜ。とある男子生徒と女子生徒の2人だってさ。」


A「へー、勇気あるなぁ。」


A「しかし、この仏さんの表情、妙じゃないか?」


B「そうか?」


A「ああ。自殺した人ってのは大抵、解放されたっていう安らぎの顔か、痛みによる苦しみの顔なんだよ。──あとは顔が分からない程グチャグチャか──けど、この仏さんはどっちでもない。」


B「そう言われれば確かにな。」


A「なんて言うんだろ、恋煩い……的な?」


B「は?何だよそれ?死ぬ間際に恋でもしたのか?」


A「いやだからイメージよ。何があったかは分からん。」


B「ふーん。しかし、それが本当だとしたら、すんげー切ないな。」


A「だな。出会うのがもっと早かったらもっと変わってたのかなー。」


死体清掃員C「おい、無駄口叩いてないで早く綺麗にして差し上げろ。」


A&B「「うーす」」



……………………………………………………………

あとがき


ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。

少し前、私の友人が自殺を行いました。

未遂ですが。

ギリギリ、生きています。それでも、寝たきりです。

少しでも、自殺する人が少なくなるように、この話を書きました。


自殺をしようとしている人。

もう少し、待ってみませんか?


何か、起きるはずですから。




追記:友人が目を覚ましました。言うのもなんですが、ほぼほぼ諦めていたので本当に良かったです。

そして、ここまで読んでくださった皆様にもう一度精一杯の感謝を。


ありがとうございました。



(2022/07/18)

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コンマ1秒の恋 綾鷹抹茶ラテ @ayatakamattyarate

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