アニメ的疾走感

ストレス。不安。怒り。憎しみ。嫉妬。
負の感情が爆発した時、人は異形の怪物へと変貌してしまう。
その怪物を”人喰い”と呼ぶのですが――もちろん対抗組織が存在します。

主人公シンタはその、対人喰い対策本部協会”HHA”の新人。
人類は人喰いを討伐するため、”才能”という異能力を駆使して立ち向かうのですが……この才能が多彩で面白い!

人の数だけ個性があるように、才能もまた人それぞれ。
シンタの上司、桜花は「触れた物を自由自在に武器に出来る能力」。そして、シンタの才能は――。

討伐対象である人喰い、そしてHHAの隊員達にはレートという強さを表す数値があります。
一見すると平凡なシンタには隠された力があるようで、正確な数値は未知数。

まだ現時点では彼について謎が多く、他の登場人物にもまた、隠された情報がありそうです。
正義の組織っぽいHHAにも何か裏がありそうですし、解放軍やエデンなど敵対組織まで存在して、人同士で争う事も……。

とにかく戦闘シーンや異形の人喰い、その描写に力が入った作品です。
まるでアニメを観ているかのような疾走感で、スラスラ読めてしまいます。
少年漫画がお好きな方には、これでもかと刺さる設定だと思います。是非1度、目を通してみてください。

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