第3話 ①五感への言及〜一次元に存在することを意識する
文章とは一次元的である。
次元について素人なので、ざっくりとした話であるが、絵を二次元とするなら、文は一次元である。
文とは一本の糸なのだ。
そこに乗るものは決して多くない。
順序立てて乗せていかなければ切れてしまう。
私も苦手なので正直、四苦八苦する。
しかし、安心して欲しい。その線は読んだ人の中で織物がおられるように再現されて、案外伝わるものである。
案外、映画のようなリアルさで再現される。
さて、リアルさで表現できるので、そういう時には五感への言及は必須である。
視覚、嗅覚、味覚、触覚、聴覚。
書かなければ、糸は乗らず読者の中にも再現されない。
多感表現などと呼ばれる文章技術で、論理的なものには向かないが、小説などには多用されているものである。
五感に言及し、ドラマティックに叙述すべし。
逆に五感が全く言及されない抑えられた表現というものも演出になるが、意図的でないなら、リアルな方が文は面白いので五感への言及はおすすめである。
何にでも使える文章技術〜作文を無理矢理うまくするための方法 路板書扇 @kawanoya
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