卵、それは無限の思考実験への扉…

「これは文学だ」と言える程文学作品を読んではいないし、知識もなければ文才もありませんが、それでも言わせてください、「これは文学だ」。

食卓に並んだ卵、卵に端を発する人類の危機という恐怖…

この作品を読み、私は不意にダーウィンの自然淘汰説を思い浮かべた。

鶏は目下食物連鎖の頂点に君臨する人間を引きずり下ろすべく、人類が日常的に口にする、自らの分身ともいえる「卵」を変貌させ、そしてシンクロニシティにより全ての卵が対人間のものへと性質を変える…
今までの卵は新しい卵により淘汰されてしまうのだ…しかしそれこそが鶏にとっての最適解、鶏は進化を遂げ、人類への下克上を図る…卵によって…!

…と、思わず考察を始めてしまうほどの魅力を秘めた哲学的な作品だと私は思います、非常に面白かったです!