はよ付き合え!!いや、まだモダモダしててくれ()

 この「こじらせ執事の悩みの種」という作品、いわゆる「会話劇」で構成されている作品だ。地の文というものは一切なく、2人の会話のみで成り立っている。……そう、お嬢様と色々こじらせている執事だ。

 この会話のなんと可愛いことか。会話だけでここまでキュンキュンして、笑うことが出来るのか!?というくらいに楽しませてもらった。

 高飛車で世間知らずのお嬢様。恋に恋する乙女で、でも色々上手くいかない……笑
 そして丁寧な口調でありながらも、どこか毒舌な執事。しかしそれは好意の裏返しでもあり……ふふふ💕となる笑


 しかも作品は「○○の日」と、その日の記念日に合わせて書かれている。少し賢くもなれて一石二鳥だ。
 現在だけでなく過去編もあったりして、2人がいつから、どんな関係を持って、どう現在まで来たのか……ということもすんなり理解させてくれる。



 この話は第86夜で完結している。その全てに笑いと、キュンキュンが詰まっている。会話劇であるので一話一話も短いので、少しの時間に甘さを摂取したい!なんて人にとてもぴったりだ。

 そして読めばきっと、私と同じことを思うはず。
「はよ付き合え!!!!……いや、待て、やっぱりもうちょっとモダモダしてて!!!!」……なんて笑