第2話
一年半の月日が流れた____
「ウィア、そろそろじゃ…」
俺は、この一年半で信じられないほど成長した 。
見た目ではあまり変わらず見えるが、筋肉も付き15歳の身体の安定感ではなくなった 。苦手だった魔法も、上級魔法まで使えるようになった 。
そして今日。 聖剣を抜きに行く 。
「うん。じいちゃん…俺いってくるよ 。」
そして、冒険服に身を包み魔法が宿った短剣を腰にさし家を出た 。
とは言うものの聖剣の在り処は知れていて、じいちゃんの家のある森の奥を進むと急に上り坂になり崖になっている所にある 。 反対側から見たら険しい山にしか見えない 。
元勇者のじいちゃんだから知ってる。 と言いたいが今や力試しに全国から勇者(仮)が沢山来るのだ 。
一般人の立ち入りも可能だが険しい坂道、現れるモンスター 、中々一人で入っていける森ではない 。
かくいう俺も、
上る途中、モンスターに遭遇し少し体力を消耗してしまったりしたが
切り株で休んだり、水を飲んだりとなんとか聖剣のありかに辿り着いた 。
ゴツゴツとした少し細長い岩に真っ直ぐ煌めきを放ちながら刺さっているその剣は誰がどう見ても聖剣と言う名に相応しかった 。
まずは…、
パシャ!
聖剣とのツーショでしょ!
ゼウスタグラムに載せよっと!
#聖剣 #取りに来た #勇者 #仲間募集中 #パーティーになりませんか
聖剣が抜けないので世界最強になりました。 荻野 煌 @a_a_
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