第1話


俺の名前は ウィアルト ・ ヴィトゲンシュタイン


とは言っても自分の本当の名前は知らない 。


俺は所謂いわゆる捨て子だった 。


俺のじいちゃんの名前はヴァイス・ヴィトゲンシュタイン 。 元勇者で魔王を封印した、すげぇ人だ 。本当のじいちゃんではねぇけど 。


俺はじいちゃん家の前に捨てられていたらしい 。

独り身だったじいちゃんは俺を拾ってくれたんだ 。


そして 、英語の ウィン勝つとイタリア語のアルト才能が秀でるの2つの意味でウィアルトと言う名前を俺にくれた 。ウィアと呼んでくれている 。


沢山の愛情をかけて、俺を育ててくれた 。

教養も剣術も魔法も護身術もじいちゃん直伝だ 。





ある日の夕食の時、


じいちゃんに言われたんだ、


「ウィアルト… 。」


久し振りに愛称じゃなく真剣な顔付きだった 。


「ん?どうしたんだよじいちゃん 。」






「よく聞け…魔王の封印が弱まっている… 。」


「はぁ? だって、魔王は昔じいちゃんが倒したんじゃねぇのかよ!」


「わしは、弱らせ封印しただけじゃ… 。奴を完全に倒したわけじゃない… 。 」


「そ、そんな… !?」








魔王の封印が弱まっている____


それはつまり、魔王の復活を意味していた 。



「ウィアルトよ、森の上の崖の聖剣を抜きお前が魔王を倒すのじゃ…!!!」







それから、


俺はより剣術、魔法の訓練を強化した 。


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