魔力無限なのに魔法が使えないってどういうこと!?

Cqnvp

プロローグ

気付いたら何も無い空間にいた。

はい。これは異世界転生ですね

『よう! お前にはこれから異世界に行ってもらう』

よっしゃ、当たり!で

「僕、死んだっけ?」

『おう! 徹夜でゲームしたりラノベの読みすぎでな』

……

「酷い死にかただなぁ」

『そうだな! ただのアホだな』

人の死に方に対してそれは無いだろ……


「で、これから異世界に行くって事はお前は神ってことでいいんだな?」

『おう! 神だぜ』

なんで、こんな軽いんだ?

「神感が無いな」

『この方が話しやすいだろ?』

「まぁそうだな」


ここからが本題だな

「異世界転生ってことはチートありだろ?」

『まぁ、魔力の量はヤバいな』

お?魔力無限チートか?魔法で俺TUEEE的な感じ?でも

「僕に選択権はないんだな」

『俺からさずける訳じゃなくて、お前が元々魔力の量が多かったからだからな』

「元の世界の時ってことか?」

『そうだな。魔力が多い方が新しい世界に適応しやすいからな』

おかしくね?

「元の世界に魔法なんてないぞ?」

『それは元の元世界の人には魔法を発動するための器官がないからだな』

魔法を発動するための器官があるんだ……

「まぁ、新しい世界では魔法使えるからいいか」

『使えないぞ?』

「は?」


「転生したら身体が作り替えられて使えるようにはならないのか?」

『元の世界の身体を送るだけだからな』

まじで言ってんの?

「魔力無限なのに魔法なしっておかしいだろ。意味が無い」

『意味はあるぞ。魔力で身体強化だってできるんだから物理攻撃最強になれるんじゃないか?』

それは違うだろ……

「異世界なんだから剣と魔法だろ。ってことは魔法でもチートが普通だろ」

『そんなこと言われたってなぁ』

「魔法使えるように出来ないのかよ」

『無理だな。下界に落とすものに神が手を加えてはいけないんだ』

人にもそのルール使われるんだな……


「要するに僕には剣で俺TUEEEするしかないってことか……」

『まぁ、俺TUEEEしなくてもいいんだがな』

「はぁ。異世界に行く前からテンションマイナスなんだが」

『まぁ、でも転生してすぐに死なれるのは嫌だからどんな武器にでもなる粉をやろう』

瓶に砂鉄入ってるだけにしか見えない……

「ほんとに武器になるんだろうな?」

『じゃぁ、武器を思い浮かべて瓶を開けてみろ』

じゃぁ、大剣にでもしてみようかな


お?大剣の形になってきた?

「おぉ!ちゃんと大剣になった!で、どうやって戻すの?」

『瓶の中に戻そうとすれば粉に戻って吸い込まれる』

高性能だなぁ

「お?ほんとに戻った。弓とか銃にはならないのか?」

『なるけど、矢とか弾は出ないぞ』

「マジかよ」

『まぁ、毛が矢とか弾になる魔物がいるからテイムでもすりゃァ解決するだろ』

「そうか。探してみるよ。てか、これはルール違反にならないのか?」

『偶に神器を下界に落とすことはあるからまぁギリギリセーフだろう』

「そうか。ありがとな。」

『じゃぁ、そろそろいいか?』

「うん。頑張って俺TUEEEするよ」

『やりすぎんなよ。じゃぁ、行ってこい』

そして、僕は光に包まれた。

またラノベっぽいセリフだぜ!

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魔力無限なのに魔法が使えないってどういうこと!? Cqnvp @higuma-_-

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