第4話

俺は中学生になった、

あいも変わらずダラダラと過ごす


友達と毎日ゲームやサッカーをして遊ぶ、


それでも催眠を覚えたのもあって、

アザの事や赤ん坊の頃の記憶はまだある、


前世やあの世の事はほぼ消え掛かっている、

嫁の面影だけは消えないが。


中1の夏休みに俺は精通した!

朝起きるとパンツが大変な事に…


それからは猿だ!自制が効かない

また来てしまった人間の性(さが)が…


もう、どうしようもない衝動。


クリスマスの夜、俺の両親とケイコちゃんの両親が

俺の家で飲み会をしている、


俺はケイコちゃんと二人でゲームをしてると言って

ケイコちゃんの部屋で二人きり…


ケイコちゃんとの約束、キスの先に進もう

俺達は粉雪が舞うクリスマスの夜に結ばれた…


そして…14歳をもうすぐ迎えようとした中2の春休み、

あの悲劇が起こる。


家族旅行で大分の温泉巡りをした、湯布院、黒川温泉、別府

子供には退屈だろうが俺は満喫していた。


最終日、それは起きた。


夜の高速道路、帰宅途中湯布院インターを過ぎたあたりから

濃霧が発生、視界が一気に悪くなる。


トンネルの手前でいきなりイノシシのような

黒い物体が車の斜め前に現れた、


父親は、ほぼ無意識にハンドルを切り、

そのままトンネルの側面に正面衝突、


車は横転したままトンネル内で止まった、

俺は後部座席で横になって寝ていた為、


シートに挟まれた状態で救出された、

両親は助からなかった。


手の甲のアザを見ながら、

そういえば前世って親がいなかったな、


何でだっけ…俺はまた意識を失った。


次に目が覚めると病院の天井だった


俺「知らない天井だって、こんな時に言うのか」


ケイコ「ユージ!先生ユージが目を覚ましました~」


ずっと診ててくれたのかなケイコたん

ここまで軽症なのは奇跡だと言われた


そりゃそうだろう前に会得した癒しの手

(HP5を使用して、手をかざすとヒールが使える)


をシートに挟まれてる間使ってたからな


両親は即死だった、

何度も掛けたがダメだった


俺の親になる人ってこうなる運命なのだろうか…


親の死がショックで精神的にボロボロだったが

ケイコちゃんの渾身的な看病で何とか立ち直って来た。


中2になりまだ保護者が必要という事で、

俺は母の親戚に預けられることになった。


同じ県内だが、

ケイコちゃんとは離れ離れになってしまった。


ケイコちゃんに大泣きされた、

彼氏彼女の関係を今から楽しむ所に別れる事になって…


俺の住む町について来ると言い出したが中学生には無理だよ

となだめて、毎週逢いに来るからと言い聞かせた


クリスマスから何度も体を重ねて

俺もこの子をずっと守りたいと思った所だったのに…


この頃にはあまり手の甲のアザに

想いを寄せる事が無くなっていた


遠く良い思い出ぐらいになっていた、

現実の彼女ができるとそんなものなのだろう、


記憶のあやふやな物より彼女だ。


俺がお世話になる島津家は、

父親、シマズタカモリ貿易会社の社長


母親アツコ 1つ年下の娘シズルの3人家族だ


男が居ないので養子でと言われたが、

少し考える時間をもらった


両親が死んでまもないので時間が欲しかった。


シズルちゃんは親戚の集まりでもすごく仲が良く

この話の時もシズルちゃんが率先して引き取りに

賛成してくれたらしい、ありがたかった。


親父さんは、ほとんど東京で過ごしていて、

女2人が心細かったとも言われた、

中2の子供でも頼りになるのだろうか…


俺は引っ越しをし、新たな生活が始まる。



*1-05は (18禁の為)他のサイトでご覧にいただけます。

申し訳ございません。


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