付記

・”ジョーカー”

 とある惑星の資源をめぐる戦場を駆け抜けた独立傭兵。勢力を転々としながら状況をひっかきまわし、称賛と畏怖と軽蔑を集めいつしか”ジョーカー”と呼ばれるようになった。操縦機体の登録名は『ワイルドカード』

 最終局面において企業連合のエースたる第一隊長ファースト・オフィサーを下すが、第二隊長セカンド・オフィサーのシュネーと相打ちになる。その後ステーションの爆発により重力圏から離れて宇宙を漂流していたところ、同じく遭難していたシュネーと再会した。


・シュネー・秋波アキハ・ベルフラウ

 企業連合軍C.U.F.第二隊長セカンド・オフィサーを務める女性。

小柄で年若い外見だがこれは老化の遅いデザインベイビーであるため。訓練施設を飛び級かつ主席卒業したエリート中のエリートである。パーソナルマークは家名のベルフラウにちなんだ桔梗の紋様。操縦機体の登録名は『フックフェイス』

 全部隊を統括する指揮官を担っているが、その実態は悲しき中間管理職。上層部の無茶ぶりに応え、戦闘以外は役に立たない第一隊長のフォロー、そして各企業勢力代表との連絡・交渉と多忙な職務をこなす。

 最終局面においてステーションの防衛に失敗したが、第一隊長を囮に『ジョーカー』と相打ちに持ち込んだ。その後全てを失い宇宙を漂流していたが、『ジョーカー』の機体を発見。生還するためプライドを捨ててコンタクトを取った。



・コックピットハッチ

整備員やパイロットの昇降時の事故防止のため安全装置があり、通常はものが挟まると開閉を停止する。例外として火器管制システムの起動中は敵勢力の侵入を防止するため、安全装置よりもパイロットの操作を優先する。音声記録01の時点ではこの状態だった。


・応急キット

消毒道具と傷を塞ぐパッチや各種薬品のほか、取り除いた異物等を置くトレーも入っている。無重力下での使用を想定されているため、粘着質の抗菌ジェルが敷かれており、乗せた物は張り付いて漂うことはない。


・冬眠剤

静脈注射で投与すると代謝を下げ、生存に必要な酸素とカロリーを節約することができる薬品。意識レベルも低下するため、自力での覚醒は困難。

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敗軍の少女は生き延びたい ~歴戦傭兵のあなたと狭いコックピットで密着ドキドキ応急処置~ マカロ2号 @J_G_M

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