なんといってもチサの夢と現実を行きつ戻りつする描写が読んでいて引き込まれました。自分の見ている景色が、向こうの方からどんどん別のものに成り代わっていく不気味さや怖さ。たしかに夢の中で味わった覚えのある感覚です。それと同時にチサとアリスの日常の会話、触れ合いも魅力的でした。アリスがいるからこそ、読んでいて夢の世界の美しさや恐ろしさが迫るようでした。
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