タイトル名に魅せられ拝読しました。古典的な雰囲気で入りましたが、読み進めると武蔵野の原野からニホンオオカミの、それも人外系の話となり面白くなりました。最後には予想外の展開に……「添えて」の意味が最後に分かったのと、「武蔵野」とは現代人にとって、ある種のイメージ(幻影?)なのかと考えさせられました。私とあなた様との生きた時代感のギャップが、引用されたそれぞれの歌詞に現れていたのに感嘆しました。
すらすらとせせらぐ小川のように、あっという間に読んでしまいました。口語体で書かれた美しい情景描写が、なんの嫌みもなくするすると頭に入ってきます。素晴らしいです。企画のご参加もありがとうございまし…続きを読む
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(80文字)
『序』の二首からはこの様なお話になるとは!作者様の柔軟さに感服致しました。『前編』の独特なロマンを感じるような語り口。それは序で踏まえた内容を味わい深く含みつつ、心地よく耳に届きます。読んでい…続きを読む
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