あとがき
本作を読んで頂きありがとうございました。
本作は小説家になろうさんで以前書いた作品を、こちらにも載せさせて頂いたそんな話になっています。
元々、タイムスリップして人生やり直したいと作者が甘い考えをしているような性格だったため、いっそのことそういう話を書いたろ、となったのがきっかけ。
一応、こういうラストにしたことには色々と理由があるが、何より一番の理由は人生をやり直す機会を与えてもらった主人公が、あまりにノーリスクでそれをしているのがおかしいな、と思ったからである。作中語った通り、物事には必ずそうなった理由というものが存在するが、であれば主人公がタイムスリップした理由は何なのか。主人公が人生をやり直すためだなんて、そんな利己的な理由あってたまるか、とそんな考えから色々と理由付けを考えるも、なんだかどれも別にそれ主人公じゃなくてもええやん、とかそういうオチになるので、巻き込まれた体にしたのであった。
ノーリスクで成り上がっていくのは、あまりにご都合主義が過ぎるよね、と。
その結果、主人公は大切な人を失う悲しみを持ってしまい、前回の人生では抱えていなかった感情を得ることになるが……果たして以前の人生に比べて不幸になったのか、と言うとそういうわけでもないのだと思う。
大切な人は失ったが、行き着くまでにたくさんの物は得ているわけですしね。
持論ですが、多分人生には不幸も幸運もないんです。あるのは、人らしい嫉妬とか羨望とか、承認欲求とか、そんなのだけ。隣の芝生は青く見えるって、そういうやつです。
だからせめて最期、死ぬときには満足して死にたいと思っているんや、ワイは。この話のヒロインみたいにね。
以上です。読了ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
人生やり直し始めました ミソネタ・ドザえもん @dozaemonex2
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