第2話
突然伝えられた真実
私のお父さんは生きている。
私奥田ねね17歳高校2年生の冬
今まで死んだと聞かされていた
お父さんが生きていると告げられた。
ねね「どーいうこと?なんで嘘ついてたの?」
母 「あなたとあの人をあわせたくなかったの」
ねね「ならなんで今更本当のことを言ったの?」
母 「あなたお金をもらってきてようち生活厳しいでしょ」
確かうちの家にはお金がない
でもそれはお母さんが無駄遣いをするからなのに
そう喉まで言いかけて辞めた。
そして紙に書いてある住所を渡された
まだここに住んでるかは分からないけど
あなた行ってきて
正直行きたくない、、、
でもそんなことを言ったらお母さんは発狂してしまう。
重い足取りでそこの住所にむかう
うわあ、大きい家ボロボロのうちとは全然違う
表札には川田、、、
ここで合ってるこんな立派な家にお父さんは住んでるのか。
私はとても心が苦しくなった
私は今まで貧乏でこんなに苦労してきたのにお父さんはこんな立派な
家で私のことなんて忘れてのうのうと暮らしてたのか
インタホンを押す勇気が出ない
ガチャ
家の中から一人のおばあちゃんが出てきた
「あら、お客さんかい?」
ねね 「あ、え~と、、、」
私が困って突っ立っていると
おばあちゃんがにっこりとして
「寒いからうちに上がりなさい」
寒かったでしょこれを着なさいと
毛布を渡されストーブの前まで連れてこられた。
コーヒー淹れてくるから待っててねと
おばあちゃんは台所の方へと
しばらくしておばあちゃんが
コーヒーを持って戻ってきた。
ねね 「あ、あのここには一人で住んでるんですか?」
おばあちゃんはまたもにっこりした
「そうよ、一人で住んでるわよ」
私はまた固まってしまった
この人は多分私の祖母
心が温かくなるような優しい顔
でも私のことなんて覚えてるわけがない
コーヒーを飲んでもう帰ろう。
「ご馳走様でした、もう帰ります」
そして帰ろうとしたその時、
「ねねちゃん何かあったのかい?」
ねね 「え?なんで?」
「自分の可愛い孫の名前ぐらい知ってるわよ。
大きくなったわね本当に…」
心が締め付けられる
なぜか涙が止まらない
この涙はなんなのだろう…
どん底から這い上がり 新太 @kajajajaj
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