クセの強さはかなり強いです。
文体も、主人公のキャラ付けも。
が、クセが強いのがクセになる作品だと思います。
初見のときの「ぅゎクセっょぃ」さえ乗り越えられれば、きっとこの作品の魅力に気づくはず。
正直読みにくい部類の文体ではあると思うのですが、それを差し引いても余りある主人公の謎のカリスマが魅力の作品だと思います。
外野の神様たちの反応も「異世界の俺たち」と言った感じでつい笑ってしまいました。
主人公のフェイ君は結構危ない綱渡りをしていると思われるのですが、見ていて不思議と安心感があるというか、いい意味でハラハラせずに楽しめる良い作品です。
今後にも期待しています。
この物語は君に、挑戦する勇気を与えるかもしれない。
君は人に否定されてきただろう。
様々な困難に遭遇して、そのたびごとに迷ってきただろう。
自分はこのままでいいのだろうか。人のアドバイスに従うことがいいのではないか。自分の選択は正しいのだろうか…。
でも、この物語は君に気づかせてくれる。
本当に大切なのは、自分が信じ、自分が進みたいと願う道に進むことなのだ。
最終的には人はみな死ぬ。自分が死ぬときなんて、周りもみなほとんど死んでいるのだ。それなら、自分がやりたいしたいと思うことを信じてみないか?
人生なんて基本一度しかない。
すべての人はそれぞれの世界の主人公だ。
困難にもたくさん遭遇して、それを乗り越えていくのだ。
もしも、うまくいかないことがあったとすれば、それは君の将来の覚醒イベントの伏線であると信じて。
自分が世界の主人公であることを確信し、未来に迫りうるどんな困難に直面したとしても自分なら乗り越えられると思う主人公の生き様。
その姿に君はきっと魅了されるだろう。