僕を愛してよセンパイ

@shungo1126

第1話 新たな学校生活

      「僕を愛してよセンパイ」


   

僕は「島田裕太(しまだゆうた)」今日から高校生だ。心地よい春風を感じながらゆっくり入学式に向かっていた。


「そこ!!どいてー!!!!」


僕はものすごい大きな声が聞こえてすぐさま後ろを振り返った


「ガシャーン!」


僕は完全にはよけ切れず自転車とぶつかってしまった。


「痛てててて……」

「ごめん!!君大丈夫??」


ふと僕の目の前に女が現れた


「あ、はい……大丈夫です」

「そう?あれ?君うちの高校の制服じゃん」

「新入生??」

「はい……」

「そっか、よろしくね。私は前田京香(まえだ 

 きょうか)高2だよ」

「僕は島田裕太よろしく」

「ゆうたかいい名前だね。これからよろしく後輩

 くん」

「よろしくお願いします……」

「じゃー私入学式の準備しないといけないから行く

 ね!また入学式で会おう!裕太!」


そう言ってまた自転車にのってものすごい勢いで学校に向かっていった。


「いったい何だったんだ……元気な子だったな…

…そしていきなり下の名前で呼ぶし……」

「はー朝からもー疲れたーやべ!入学式遅刻する

 じゃん!!急がねーと」


そう言って裕太は走って学校へ向かっていった


「危ねーギリギリ間に合ったー」

「おはよー新入生のみんなは階段を上がって整列

 をしとけー」

「うわー緊張する周り知ってるひと誰もいない…

…そう僕はこの4月から親の仕事の都合で引っ越

 ししてきたのだ」

「島田裕太くんー」


僕は名前を呼ばれた


「君は1組だからここにならんで」

「あ、はい……すいません」

「よーし新入生の皆んな体育館に移動するから静か

 についてこーい」

「やべーお腹痛くなってきた……我慢我慢」

「皆んな名前を呼ばれたら大きな声で返事をして

 立つんだぞーいいなー」


「新入生入場」


ものすごい大きな拍手の中を歩いていった


「新入生点呼」


次々生徒の名前が呼ばれて裕太の番に近づいてきた


「島田裕太」

「はい!!」


僕はものすごい大きな声で返事をしどうにかちゃんと返事ができた


「新入生450名」

「生徒会長挨拶。前田京香」

「あれ?どっかで聞いたことがある名前だな……」

「新入生のみなさんようこそ桜木高校へ」

「あ!」

僕はその場で大きな声をあげてしまった周りが少しざわめいた

「あ!裕太じゃん」

「生徒会長早く言ってください」

「ごめんごめん」

「あー恥ずかしいなんで声出しちゃったのかな」


恥ずかしがってるうちに入学式は終わった


「新一年生は教室にはいって担任の先生の指示にし

 たがってください」

「あー新学期早々からやらかしたー友達できない

 やつやん……」


僕はそー思いながら自分の席に座った


「ねね、君」


僕は後ろから肩をたたかれた


「あ、はい?どうかされましたか?」

「君、さっき大きな声で叫んだ子だよね?俺、

 樋口風馬。風馬って呼んでくれ」

「あ、入学式は叫んでごめん。僕は島田裕太。裕

 太って呼んで」

「おう!これかよろしくな!裕太!そんで、なんで

 叫んだの??」

「あー……それは……」

「もしかして彼女とか??」

「んな訳ねーだろ。生徒会長とは今朝自転車でぶつ

 かられただけだよ」

「なんだーつまんねー」


その時教室のドアが開いた


「裕太!!」


誰かが大きな声で裕太を呼んだ


「は?!え?!どうされたんですか?先輩」

「んーただ会いにきただけだよー入学式であんな大

 きな声だしたから私ビックリしちゃったよー」 

「すいません……」


教室が少しざわめく


「じゃー私後片付けあるからまたね!」

「あはい……」


そう言うと先輩は走っていった


「やっぱ彼女じゃねーの?裕太ー」

「ち、ちげーよ」

「はーいそれじゃホームルーム始めまーす」


そして学校が終わった


「はー今日は疲れたなー早く帰って寝よ」

「あれ?裕太?」

「こ、この声は……もしや……」

「あー!やっぱり裕太じゃん!」

「先輩……今日は疲れたので帰らせてください…

…」

「えーせっかくだしそうだ生徒会室おいでよゆっ

 くり休んで行ってよー」

「え……分かりました少しだけですよ」


僕は先輩について行きそして生徒会室に入った

そこはまるでお金持ちが住んでいる場所みたいに

とても豪華に作られており椅子やテーブルなどどらもこれも高そうな家具ばかりだった


「どこでもいいから座ってーお茶でいい?」

「あ、お構い無く」

「いいからーお茶でいい?」

「あ、はい……」

「どう?学校は?」

「まだよくわからないですけど楽しめそうです」

「そっか、楽しんでね!」

「でも先輩が生徒会長だなんてビックリしました

 よー」

「ごめんねあの時言えばよかったね」

「いえいえ、先輩の挨拶よかったですよ」

「え?本当?ありがとそろそろ帰ろっか裕太も疲

 れてると思うしね」

「こんなすぐ帰るなら来なくてよかったじゃないで

 すかー」

「まーいいのーさっ帰ろー」

「てか先輩と帰るんですか?!」

「えー嫌なのー」

「嫌ではないですけど……」

「じゃ、帰ろっか」


そして裕太は恥ずかしがりながら先輩と帰りだした















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