あとがき

 このたびは、学校の怪談を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


 先にあとがきを読んで終わらせてしまう人もいるかもしれませんが、とりあえずは学校の怪談というジャンルもあるんだね、と思っていただけたら、まずはそれでいいと思っています。もちろん読んでいただけたらこれほど嬉しいことはそうありません。


 さて、作品についてですが、これは作者が人生で最初に書いた作品です。最初の作品が学校の怪談かよ、とズッコケられてしまいそうですが、作者としましてはそれほどに学校の怪談というジャンルを気に入っております。

 懐かしいなぁ、と話題にしていただけたら、再注目されるかなぁ……。


 子役の実力さらに上がっているだろうし、木造の古い校舎なんて今の小学生たちにはファンタジーに見えるだろうし、大人たちは懐かしいし、で少しは話題になってくれそうだけどなぁ〜……。実写版の学校の怪談出てこいやー。



 映画やアニメを見たことない方はこれを縁に、一度視聴してみてはいかがでしょうか。人生はいざ知らず、創作活動においても、見たこと、聞いたこと、やったこと、調べたこと、これらに無駄なことは一つもないと思います。もちろん好みは人それぞれですので、頭の片隅にでも挟んでいただけると幸いです。


 ちなみに映画では小学生が主役です。コミカル的な妖怪が多いとはいえ、異世界状態の学校内を走り回るとは……なんてタフな小学生なの? 


 恐ろしい子!(白目)なんて思ってました。


 作者の学校の怪談は高校生となっております。ただ、勝手な設定として、小学生時代に何かのきっかけ、幽霊、妖怪、高校生側は基本的に無力、ハッピーエンドを必ず入れています。ノスタルジックも入れたいですが、文章のノスタルジーは難しい……精進します。


 人生初の作品ゆえ、雪斗たちも逃げに徹することしか出来ず、登場妖怪も大将である濡れた女や背の高い女、包帯男以外は怨霊という形になっています。また、ありふれた結末についても、当時の作者が相当に悩んだ末に出した答えでした。悲しい終幕はむぅ〜りぃ〜という状態でした。


 七年間の空白を埋めたい二人かもしれませんが、再会は点に過ぎないので、むしろ大変なのはこれからでしょう。そんな二人の物語はこれで終わりです。


 学校の怪談2はまた別の高校生たちが主役です。呼び聲シリーズにおける勝手な共通点はまつろわぬもの、神名家です。


 これにてあとがきを終わります。昭和から平成と紡がれたワクワクすっぞ、な怪談たちを映像化、書籍化してくださった偉大な先人の方々に敬意を、そして、ここまで読んでくださった貴方様に心からの感謝を。

 

 ありがとうございました。また学校の怪談2と3でお会いしましょう。


                    かしこ

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学校の怪談 追憶の呼び聲 かごめ @reizensan

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