殺戮の連鎖

モグラ研二

殺戮の連鎖

毎日、道路を歩く。前方から、カップルや、家族連れが向かって来る。


彼らは、自分たちの世界しか、見ていず、私の存在など、全く認知していない。


あるいは、認知しているが、どうでもいい、邪魔はするなよ、と思っているか。


とにかく、奴らには、避ける気配など、微塵もない。


それは、確かなことだ。


私は道路の真ん中あたりまで、避けなければならない。


こちらを一切見ることなく、カップル、家族連れは、安全な路端を歩いて行く。


私は、なぜ、自分が、こんな道路の真ん中を歩かねばならないのだろうと、じっと、前方を見ていた。


死が近い。


数十メートル先に、真っ直ぐこちらに向かう車が見えた。


私は、呆然として、口を半開きにして、道路の真ん中に立ち、死を待っていた。


「許さないから!盗んだ奴!ネコちゃん!あたしの!誰!盗んだの誰!」


会社の経費ではなく自分の金で買った可愛いネコちゃんのイラスト入りホッチキスがなくなったとかで、三井よね子は叫んだり、手近なものを投げたりしていた。


「誰!盗んだの誰!」


発狂したかのように、甲高い絶叫をして、何本ものボールペンを、隣の席にいる気の弱そうな猫背の男、和田康介に投げつける。


「三井さん!痛い!痛いよ!」


和田康介は手で顔をガードしながら、悲痛な声を出した。


「うるさい!あんたが盗んだんでしょ!あたしのネコちゃん!死ね!死ね!」


太った肉体を痙攣させて、顔を真っ赤にしながら、三井よね子は怒鳴る。


和田康介はますます背を丸め、震えた。


「ちょっと!三井くん、死ね、はないだろ。彼だって生きている。確かに和田はクズみたいなもんだが、生きているんだ。命は尊重しないといけない。」


そう諭すのはガッチリした柔道家体型の係長、里中幸三郎である。47歳。白髪混じりの髪をオールバックにしていた。


和田は気が弱そうに見えるが酷い家庭内暴力の事件を二回起こしていた。一度は三年ほど、刑務所に入る結果となった。


裁判記録には、女や子供を痛め付けると馬鹿みたいに泣き叫び、人間ではない生き物みたいになるから、それが面白かった、面白いことは、何回でも、やってしまいまうから、仕方ない、嫌ならば、面白くなくしてください、できないなら、また、やるでしょうね、虐待が面白いから、その面白さが悪い、そのように、和田は、滔々と述べたとある。


「ね、三井くん、落ち着いて、お茶でも飲みなさい、ね。」


「うるさいわね!あたしのネコちゃん!誰が盗んだ!それが解決するまで、あたしは暴れることを止めないからね!」


三井よね子は机の上にあるマグカップを壁に思い切り叩きつけた。


マグカップの破片が、複数人の従業員の肌を傷つけ、血が噴き出した。


「三井くん!さすがにやり過ぎだろ!たかがホッチキスで、ここまでやるのか!」


三井よね子はネコちゃんのイラスト入りのカッターナイフを手にして係長、里中幸三郎のところまで行く。


「あたしが!やりたくもない胸糞悪い仕事をして苦労して得た賃金でようやく手に入れたものを!たかがホッチキスとはなんだ!侮辱するな!ボゲ!」


そう叫び、カッターナイフで里中幸三郎の手の甲を切りつけた。


血が噴き出す。


「ギャー!」


オフィスの惨状、血まみれの人々を見ても、三井よね子は何にも思わない。


ここのオフィスの人々は単に同僚というだけであり、別に好きでもないし、興味もない。


お金をくれるわけでもないし。


むしろこいつらはあたしを搾取し、あたしを消耗させている。


あたしの命を削って喜んでいる。


そんな人々が悲惨な最期を遂げようが、どうでも良かった。


「それよりも!ネコちゃん!どこ!盗んだ奴!誰!」


三井よね子は、オフィスに倒れている血まみれの人々の顔を太く大きな足で踏みつけながら、机の下や、各自が所有しているカバンの中を漁った。


だいたい気が利かない奴らだ、あたしがこんなにも困っているっていうのに、探してあげるよ、という一言もない。


人間らしい優しさとか、こいつらにはないんだ。だから、こいつらが死んでも、何も思わない。


よね子は誰のか知らないがカバンに入っている財布からお札を抜き取る。


「うら!」


三井よね子は叫び、蹲っている同年代の橋本聖歌の腹を蹴る。


ブ!ブホ!と、叫び、目を見開いて、橋本聖歌は血反吐を吐いた。


再度、今度は背中を踏み潰すように蹴る。


ブヘア!勢いよく、橋本聖歌は赤黒い臓物を、大量に吐き出した。


橋本聖歌は白目を剥き、動かなくなる。


三井よね子は重量級の柔道家体型であるが、特に格闘技の経験はない。それどころか、彼女は運動は嫌いであり、自宅でスナック菓子を貪りながらレディースコミックを読むのが好きなのである。


そんな彼女であったが、何よりも大切なネコちゃんのイラスト入りホッチキスのためならば、これほどのパフォーマンスが可能であるのだ。


人間の可能性は無限大。自分を信じて飛び込むことが大事。


三井よね子の一連の行動からは、そのような学びを得ることができた。


三井よね子は会社から出て、駅前デパートに立ち寄った。


駅前には貧しい子供たちが、アイアムハングリー、と書いたプレートを掲げて立ち尽くしていて、昔から気の優しい三井よね子は、子供たちにケーキでも買ってあげようと思ったのだ。


貧しい子供たちは、ボロ布同然の服を着て、髪はボサボサ、肌は薄汚れ、目は虚ろで、一様に、ガリガリに痩せていた。


世界中に、このような貧しい子供たちが、いくらでもいると思うと、三井よね子は涙が出そうになるのだ。


「ケーキを10個ください。生クリームの。」


重量級の柔道家、体重が100キロ以上はあるだろう三井よね子を見て、この女、どれだけ食えば気が済むんだ?と思った店主。


だが、三井よね子が、駅前に立ち尽くす貧しい子供たちの話をすると、店主は涙を流した。


「すまない。あんたのこと、誤解してたよ。もういい、ケーキはサービスでいい。持っていってくれ。」


生クリームたっぷりのケーキ。


駅前に戻ると、子供たちは消えていた。


三井よね子は、道ゆく人に、先ほどまで、ここにいた子供たちのことを尋ねたが、みんな、知らない、と言うだけだった。


知らない、じゃなく、知ろうともしないだけのくせに。


この人たちは、貧しい子供たちを助けても、自分には何のメリットもないから、それが嫌で面倒なだけなんだ。


貧しい子供たちを助けても、お金が貰えるわけではないから、助けない。


なんて冷酷非道な連中!


人の命を基本的になんとも思ってない連中。でも、そのことを指摘すると、滅茶苦茶に激怒してくる。


激怒するってことは図星ってこと。


そんな連中こそが死ぬべき、三井よね子は思いながら、駅構内に入り、改札を抜けて、ちょうど来た電車に乗った。


ケーキの処理については、思い当たるものがあった。


痩せた老人が、商業施設のトイレの出入り口に立っていた。


紺色のポロシャツにベージュのスラックス姿。


70歳代だろうか。ごく普通の、その辺の爺さんという感じだった。


老人が立っているせいで、人々は、トイレに入ることができない。


なぜ、入れてくれないのか。


そのことを問いかけても、老人は、どこを見ているかわからない、虚ろな目をして、何も言わない。


仁王立ちスタイルで、老人は立っている。


「漏れるんだけど!あっ!漏る!漏るう!」


悲痛な叫び声を出して、その場にしゃがみ込み、ブッブリ、ブリブリ、と凄絶な音と悪臭を放ったのは近所に住むプロコメンテーター有吉弘明さん50歳。


大便を漏らしたのは有吉さんだけであったが、トイレに入れなかったほとんどの男性が、小便を漏らし、恥ずかしさに顔を真っ赤にし、涙の滲んだ表情をしていた。


商業施設のトイレ付近には、成人男性たちの排泄物の臭いが満ち溢れた。


あまりの悪臭から、一般客たちはさっさと、買い物もせずに帰宅した。


中にはヴォエ!と叫び、商業施設内でゲロを吐く者もいた。


場は、さらに臭くなる。


店側としては、漏る!と叫び大便を漏らした有吉さんを始めとした、お漏らし男性たち全てを、著しい営業妨害をされたとして提訴する予定とのこと。


当然と言えば当然のことだろう。


一方、トイレの出入り口に立っていた老人は、その後のインタビューによれば、商業施設のトイレは頻繁にレイプ事件に使用される、だから、自分はいたいけな女性たちをレイプ魔の魔の手から、守るために、出入り口を塞いでいたのだと語った。


正義感に溢れた老人の行動には、多くの賞賛が寄せられた。


だが、残念ながらその老人、兼田光昭さん89歳は、路上で小学生にぶつかられたことに怒り狂い、顔だけでなく全身を真っ赤にして路上で全裸になり、結果逮捕された。


兼田光昭さんは正気に戻ることなく、顔だけでなく全身を真っ赤にしたまま、延々と、全部殺せば全部解決じゃ!イェーイ!と甲高い声で、凄まじいテンションで叫び続けた。


当然、極度の興奮にある兼田光昭さんの89歳チンポコは完全に勃起し、顔や身体と同じく真っ赤であった。


困り果てた人々は、珍しいものを、現代人は好むであろうと、近くの動物園の、空いている檻に、兼田光昭さんを入れた。


結果は大成功。


スマートフォン片手に、多くの人が詰めかけ、笑顔で撮影を楽しんだ。


檻の中で、兼田光昭さんは来場者の方へと駆け寄ってきて、真っ赤な顔、真っ赤な身体、真っ赤なチンポコをして喚いていたという。


「お前らが悪い!全部殺せ!全部殺せば全部解決じゃろがい!」


ひたすら、甲高い、割れた声で絶叫していた。白目を剥き、チンポコを勃起させ、時には、来場者に向かって勢いよく射精したとのこと。


「あーイグイグ!イグぞおおお!ゴラ!殺せ!!イグ!!殺せえええ!!イグイグッイグッ!!!」


89歳の兼田光昭さん。まだまだ元気である。


来場者は、この珍しい「全裸・真っ赤な顔・真っ赤な身体・真っ赤なチンポコをした喚きたてる老人」を、歓喜の声をあげながら、スマートフォンで撮影、各々のSNSやブログなどにアップし、承認欲求を満たす材料とした。


動物園の収益は相当なものだった。


それに、兼田光昭さんは正気を失っているため、金を寄越せなどの要求を一切しなかった。


その点はかなり高評価だ、と語る動物園の園長、秋葉次郎さん76歳。


余裕ある態度の秋葉次郎さんだったが、この三日後に転倒して階段を転げ落ち、コンクリート地面に顔面を叩きつけて死亡した。


一部、脳味噌が飛び散っていたという情報がある。


現在、事故、事件、両方の可能性を考慮して捜査中である。


壁を見ると熟成した褐色のマンコがクパクパしていて、日頃、マンコに自分のチンポコを入れて気持ち良くなることしか考えていない全裸の毛深い男性は、


「あっ!マンコだ!やったあ!」


と叫び、壁に向かい、駆けていく。


壁にあるマンコに、ゆっくりと、彼は赤黒い勃起したチンポコを入れた。


「あー気持ちいい!あーマンコやっぱ好きだ!」


マンコはクパクパして、彼を受け入れた。


きっとこの壁はメスであり、俺のチンポコを愛しているんだ、と彼は思った。


自身のチンポコに対する、マンコの包み込むような態度も、愛の証明だろう。


毎日、彼は、貧乏だから、着る物がなく、もちろん全裸、毛深い身体で、路上の壁にあるマンコのもとに現れた。


「あーマンコ気持ちいい!愛してる!マンコ!一番好きだ!マンコ!」


パン!パン!パン!


激しい腰振りである。


「イグイグ!イグぞ!あーイグ!」


壁マンコに、彼は、ゴムなど着けないで、中出しをする。


「こら!合意のないセックスは犯罪だ!こら!」


そのような、複数の怒れる中年男性の叫び声がし、ちょうど、赤黒い勃起したチンポコを気持ち良くしていた彼は、押さえ込まれてしまう。


壁マンコを救うために、怒りを露わにしたのだろうか?


どうやら違うようだった。


壁に現れたマンコは、ものを言わない。静かなマンコだ。すなわち古風なところがある魅力的な女性だと、まさに、大和撫子壁マンコ、であると、集まった中年男性たちには感じられたわけであり、みんなが、どうにか自分のものにできぬかと、目を血走らせて、争い始めたのだ。


殺戮の連鎖。


下半身を剥き出しにし、赤黒いチンポコを勃起させた50過ぎのおっさんたちが、壁マンコは俺のもんだ!と叫び合いながら、全力の殴り合い、時には牛刀や鉈などの刃物も用いた殺し合い。


「ウギャー!」


刃物で切断された、赤黒い硬直したチンポコが地面に落ちる。


夥しい血が流れた。


チンポコがないなら、壁マンコとセックスできないではないか?


そんな、素朴な質問は、男同士の真剣勝負においては、無視されるのだ


服を買う金もないから全裸で、路上を歩いていたら誰かが通報したらしく警官に、変態野郎!と怒鳴られ、散々殴られて逮捕された。


別に好きで全裸でいたわけじゃない。


服を買う金もないんだから、仕方ないだろ。


そんな、単純な理屈もわからぬゴリラみたいな、性欲の塊みたいな奴らに、散々罵声を浴びせられ、散々殴られてきた。


そして、インスタとかにアップされているセレブの画像を見せられて、この人たちを見習えと、上昇しないとダメだと、言われた。


金がないんだから、セレブみたいにできるわけがない。


それに、セレブなんて一人ずつ首を、生きたまま切断されて死ねばいいとしか、思えない。


なんで、わざわざ今日のディナーとか言って高級料理の写真を、世界中に見える形でアップするのか。


セレブリティな生活をしている自分を、見て欲しくて仕方ない。


愚民どもには到底、どんな努力をしても手に入らないこのセレブリティ。


クソだ!


完全に腐った連中であり、真っ先に殺戮されるべき連中だ。


気色悪くて吐き気がする。


だいたい顔を綺麗に加工してやがるんだ!あいつらは!実際には内面のグロテスクが滲み出て歪みまくっているくせによお!


気色悪くて吐き気がする。


テレビ局も視聴率が欲しいならセレブどもを一人ずつ連行してきてギロチンで処刑する様子を生放送しろよ!


かなりの視聴率になるだろ!


全員殺せ!


生きているべきじゃないだろ!あんな奴らは!!


……あいつらみたいになりたいとは思わない。


まあ、金は欲しいが。


結局、またぶつぶつ言いながら、全裸で路上を歩いている。


人が来たら草むらに隠れる。


草むらに隠れる技術だけは、かなりのものになった。


それは、確かだ。


「若い人に言っておきたいのは、人生には基本的に希望はないってことです。やりたくもない胸糞悪いことをして、精神を病みながら金を得て、その金でなんとかやりくりをして、最後は、病気になって、だいぶ苦しんでから死ぬ、そんなもんなんです。変な希望を抱くと、現実とのギャップが酷過ぎて、生きる気力を失ってしまうから、あらかじめ、知っておいた方がいい」


デパート地下でケーキ屋を営む男性は、そのように述べて、録音機械をストップさせる。


いつか、ケーキ屋が落ち着いてきたら、若い人向けのセミナーを、運営したい、そんなことを考えていて、日々、ネタとなる話を、こうやって録音しているのだ。


「よし。仕込みやるか。」


白いコックの衣装を着たケーキ屋店主の男性は、厨房に戻り、生クリームの入ったボウルをキッチンテーブルに置く。


男性は、黒いスラックスを脱ぎ、その下に穿いているブーメランパンツも脱ぐ。


毛深い下半身が現れた。


男性は、何度か自身の黒ずんだチンポコを触り、さあ、仕事だぞ、と言う。


チンポコはひくひく動き、膨張、硬直し、完全な勃起状態となる。


シコ……シコシコ……。


チンポコをしごき、あーイグイグ、と叫びながら、ボウルの中の生クリーム目掛けて射精を行う。


少し疲労したが、満足そうに、ケーキ屋店主は笑い、ヘラでボウルの中身を掻き混ぜる。


「最高に美味い生クリームってのは、みんなこういう風に作られてるんだ」


生クリームと新鮮な精液がミックスされる。

これはケーキ屋店主が見つけた美味しい生クリームの作り方である。

精液の複雑な苦味を含んだ味が、甘いだけではない、深みのある味わいを生み出すのだ。


和田康介は、夜景の綺麗なレストランで、恋人の石井愛花とディナー。


「この夜景よりも、愛花ちゃんの方が綺麗だよ。」


「康介さん。」


高級ワインの注がれたグラスを片手に、見つめ合う若い二人。


目は、熱っぽく潤んでいる。


天井には華麗なシャンデリア。きらめいている。


壁には真っ赤な薔薇が飾られている。


甘い、ロマンティックな雰囲気。


店内の奥にはステージがあり、弦楽四重奏団が生演奏で静かな「アダージョ」を演奏している。


モーツァルト作曲だろうか。


しっとりとしていて、大人な雰囲気。


そこに……・


地響きを立てて、物凄い勢いで、「ウヴァアアアアアア!!!」と絶叫しながら三井よね子が走って来たのである。


重量級の柔道家体型、体重は100キロ以上は確実にあるだろう三井よね子。


三井よね子は、立ち止まり、真っ赤な怒りの形相をして、右手に持っている、真っ白な生クリームの大量に乗った紙皿を、和田康介の顔に、叩きつけた。


和田康介の顔は生クリームにより埋もれてしまい、完全に隠れていた。


和田康介の正面に座っている石井愛花は、硬直して動けない様子だった。


「ちょっと、お客様、困りますよ……」


弱気な声で、ごく若いウェイターが三井よね子に声を掛けた。


「ここではケーキを他のお客様に叩きつける行為は、その、推奨されていないので、どうか、落ち着いて……」


三井よね子は怒りの形相のまま、ウェイターの方を向いた。


「うるさい!あんたが!あたしのネコちゃん!どこ!あんた!盗んだ!どこ!」


怒りは収まらない。


むしろ、時間が経つにつれて、どんどん膨らんでいく。


三井よね子は目を血走らせて、四つん這いになり、叫び続けた。


やりたくもない仕事を苦しみながらやって得た賃金は何よりも大切で、その金を代償にして得たネコちゃんホッチキスは、今の三井よね子にとって、命の次か、あるいは同等くらいに大切なものなのだ。


あくまで同等、である。


命よりも大事とか、そんな糞の世迷い事みたいなことは、もちろん言うわけがない。

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