人物紹介(エグドアルム)
◆ 国王 ◆
まだ出ていない。気が強くない国王。
殿下は退位すればいいのにと思っているが、王妃は他にとりえがないからそっとしておいてやって、と思ってる。
◆ 王妃 バレンティナ・エルツベガー 旧姓バルス ◆
一人称:私 が似合わない王妃。
エグドアルムの隣国、小国コムル国の出身。コムル国では私設海軍を率いて(もちろん違法)海賊退治をしていたので、未だに王室よりも支持が厚い。海の女帝と呼ばれている。
令嬢時代から魔法剣士の女性が二人、側近として付き従う。彼女達も隣国出身で、国王の命令も聞かない。仕えるのは王妃だけ。多分一度代替わりしてそう。
外交とか無理なんで、あまり人前に出ないし喋らない。
前魔導師長関係など色々あったので、自分だと大事になるからと陛下に任せず、ぶん殴っておけば良かったと思っている。
魔法は一切使えない。
ヒッポグリフに騎乗する。名前はグーリ。
趣味は体を鍛えること、海賊退治。
◆ トビアス・カルヴァート・ジャゾン・エルツベガー ◆
一人称:私
青緑色の髪、青い瞳
カルヴァートはエグドアルムの皇太子に付けられるミドルネーム。魔導王と謳われた有名な王の名を代々受け継いでいる。
普段は温厚な感じ。悪いと腹黒で、側近には無理難題を押し付ける。
町の散策が趣味。十代の頃はよくお供をまいて、一人で散歩することに力を注いでいた。エクヴァルからは何度も説教されている。
魔法や剣術は学んでいる。
最近の趣味は地図を眺めること。
○ 皇太子の親衛隊 ○
◆ ジュレマイア・レックス・バックス ◆
一人称:俺
赤い髪に緑の瞳。ガッチリ体形。普段は革の鎧。
五人の側近の一人、第一部隊を預かる。
バックス辺境伯の長子だが、堅苦しい貴族の生活が苦手で冒険者になる。家は弟に任せちゃった。色々な国を飛び回った経験を買われて、殿下の親衛隊にスカウトされる。側近のうちで一番年上。
剣、槍、弓、武器なら色々と使えるが、魔法や召喚術は苦手。
明るく威勢がいいので、酒場などですぐ仲良くなる。
リニに好かれたい。リニちゃんと呼んでいる。妻がいる設定だった気がする。
趣味は剣の手入れ。
◆ エンカルナ・アーダ・ノルドルンド ◆
一人称:私 初出 101話
五人の側近の一人、第三部隊を預かる。
魔法剣士。剣を杖の代わりにもするので、剣に魔力増強が付与されている。
エクヴァルが苦手で、ルシフェル様のファン。
明るくてサッパリした性格。ただし計画性があまりない。
罵られるのが好き。
特技はリンゴの皮むき。
◆ クレーメンス・エーリク・オールソン ◆
一人称:僕 エクヴァルと同じ年(28)
茶色いくせっ毛。あまり長くない。伯爵家の次男。姉もいる。
五人の側近の一人、第四部隊を預かる。
魔法や魔法薬作りに長けていて、宮廷魔導師になると期待されていた。
召喚術は興味があるけど才能がない。
悪魔が大好き。
反面、人間にはあまり興味がなく名前を憶えない。同じ側近達も家名で呼んでいる。家名だと一家全員だから一つの名前を覚えれば済む、という理由。
趣味は路地裏とかの小さなお店に入ることと、小悪魔観察
◆ アナベル・ロバータ・ハットン ◆
一人称:私
黒い髪。ハットン子爵家の長女。
妹がいる、二人姉妹。妹は美人だと周りにもてはやされて、アナベルを見下していて仲が悪い。
五人の側近の一人、第五部隊を預かる。ただし、まだお披露目されていない。
殿下の愛人とも噂されている、セクシーな女性。
素手や短刀で戦い、防御魔法が得意。素手なら側近で一番強い。召喚術も少しは使う。召喚は短期の契約くらいしかしない。
エクヴァル君ちのダメ次男、カレヴァと婚約する。ダメンズ好きだったようだ。家を継ぐのは両親に愛されてる妹ですが、次期カールスロア侯爵夫人なので問題ないです。
両親が妹ばかりを可愛がり、寂しい幼少期を過ごした。境遇が少し似ているので、エクヴァルと仲がいい。
ハットン子爵家はカールスロア侯爵家の領地の運営を任されているという、縁がある。
慎重派で、旅行の準備はプラス二日分しておくタイプ。
趣味は歌。歌やダンスが上手。
◆ マルコス・デル・オルモ ◆
一人称:書いてあったかな??
短い濃い紫色の髪、同じ色のコートを着た背の高い男性
アナベルの部下。アナベルに片思いしているが、アプローチできないままアナベルの結婚が決まってしまい、失恋中。
配属当初は「女の下につくなんて!」という感じだったのを、とても後悔している。
〇 エクヴァル君関係 〇
◆ マティアス・サバラ・テラサス ◆
一人称:私 初出:113話
紺の髪、エクヴァルと似ている
エクヴァル君ちの長男。テラサス伯爵家の長女と結婚して、伯爵位を継いでいる。
気が弱く、次男のカレヴァが苦手。エクヴァルと仲良くなりたくて、頑張っている最中。
紋章官をしているエリート。
紋章官は戦争時の交渉などもするため、戦闘には加わらない。なので脳筋パパからは不評だ。魔法は少し使える。
趣味は模型みたいな、小さくて細かいものを作ること。
◆ エルミニア・イノホサ・テラサス ◆
一人称:私 初出:113話
ふわふわの水色の髪。マティアスの奥さん。妹がいる。娘もいるよ!
夫婦仲がとても良い。もともと大人しい性格だったが、マティアスに出会って、なかなか煮え切らない彼を頑張って応援するような感じになった。
エルミニアからの一目惚れと思われているが、お互い一目で好きになっている。
マティアスがエクヴァルと仲良くしたいけど今更…とウジウジするのを、大丈夫ですわっ!と勇気づけている。
趣味は編み物。
◆ カレヴァ・タイスト・カールスロア ◆
一人称:俺 初出:116話
髪が真っ青でエクヴァルよりも体格が良く、パパ似。
カールスロア侯爵家の次男。乱暴者で評判が悪い。
子供の頃は優秀だった為、両親が甘やかしてダメになった典型例。自分でも分かっていてジレジレしている。ちなみに子供の頃から、惚れた女性がエクヴァルを好きになるという残念な体験を繰り返し、エクヴァル憎しが増している。
アナベルと付き合うようになり、エクヴァルへの憎悪は和らいだ模様。
ただいまアナベルがマトモな大人へと教育中。
“エクヴァルがコネで親衛隊に入った”と、噂を撒いた張本人。というかコネのくせにと飲んで騒いでた。自分は審査で落ちたんだヨ…。
火属性が得意。ちゃんと修業も勉強もしていないので、そんなに強くない。でも力は強い。
趣味は飲み会。騒ぐの大好き。
〇 宮廷に仕える人 〇
◆ 魔法研究所の所長 ◆
一人称:私 五十代後半くらいか
真面目なようで、内心はお茶目な人。
イリヤとセビリノ君と一緒に、三人で研究をしたりした仲良しトリオ。
宮廷魔導師にならないかと誘われていたが、研究がしたいので断って研究所に就職している。
前宮廷魔導師長はこの人が苦手だったので、研究所に滅多に顔を出さなかった。価値観が全く反対な上、所長の方が明らかに実力の知識も優れているのだ。
趣味は魔法関係と、庭いじり。時間がある時は、庭師と一緒に花に水をあげたりしている。薬草のコーナーももちろん作ってある。
◆ ザシャ・オウル・ヴォルテル ◆
一人称:僕 初出:116話
イリヤを先生と呼ぶ。セビリノはアーレンス様。
イリヤが魔法養成所で行っていた授業に、毎回参加していた生徒。
イリヤ出奔後、宮廷魔導師見習いに抜擢される。
こぼれ話の「エグドアルム時代 イリヤの授業」にも登場。
明るくて真面目な性格。討伐もちゃんとやるよ!
将来の夢は正式な宮廷魔導師。
趣味は釣り。小さな船を所有していて、海釣りをする。
◆ ヴィルマル・ニコライ・アルムグレーン ◆
一人称:俺 イリヤさんと呼ぶ
第二騎士団の団長。大柄で短いこげ茶色の髪をしている。
真面目で人がいい。
こぼれ話に出ている。イリヤ、最初の討伐前編とか、最初の討伐後の二人とか。この頃で四十前後。
魔法も使えるらしい。貴族の家の四男。多分結婚して子供もいる。
趣味をする余裕がない。
◆ ビッレ ◆
一人称:俺
第二騎士団の騎士。黄緑色の髪。
イリヤのエリクサーで腕が治ったので、イリヤを崇拝している。第二騎士団のイリヤファン代表みたいな人。
魔法は得意ではない。
趣味は吟遊詩人の語りを聞くなど、物語が好き。
〇 その他 〇
◆ エリー ◆
一人称:私
イリヤの三歳下の妹。容姿はイリヤに似ている。
家庭的で、家事が得意。明るくて優しくて穏やかな、普通のいい子。
お母さんは農業の手伝いなどをして生計を立てていたけど、エリーはイリヤの稼ぎで食べられた。なので趣味の編み物や針仕事でちまちま稼いでいるうちに、食べられるくらい稼げるようになっている。
趣味は手芸と花を育てること。
◆ リボル ◆
一人称:僕 イリヤをお義姉さんと呼ぶ
エリーの婚約者、のちに結婚。近くの村の村長の息子。兄と姉がいる。
高圧的な父親には、当初結婚を反対されていた。今はイリヤが宮廷魔導師見習いだったこと、騎士団や貴族と親しいことを知り、父親の方が委縮している。
ちょっと気が弱いところがある。
ちなみにエグドアルムでは片親だと結婚が難しい。特に山間部。
趣味は燻製作り。
◆ メアリ ◆
一人称:私
王都の近くの村に住む、村娘。髪の色はオレンジ色。
とある事件(第四部)がきっかけで、エリーと仲良くなる。エリーより一つ年下。
家はパン屋さん。
趣味はお店に飾る花や雑貨を選ぶこと。
◆ ラケーレ・リヴィア・オールソン ◆
一人称:私
こぼれ話の「子イリヤご招待される・後編」の主人公。
オールソン伯爵家の長女。
親衛隊の悪魔好きクレーメンス君の姉。
魔法や召喚術を学んでいる。好きなことに突っ走る弟の心配をしている。本編時点では、結婚しているよ。
◆ ヴェイセル・アンスガル・ラルセン ◆
一人称:私 30歳
薄い水色の髪。長さはあまり長くない。瞳はグリーン。
三大侯爵家の一つ、ラルセン侯爵の後継ぎ。
○ 子供時代の関係者 ○
◆ トビー ◆
一人称:俺
子イリヤと偶然出会った、ちょっと離れた場所に住む薬草医の弟子。子イリヤからは、トビーお兄ちゃんと呼ばれていた。弟がいる。
現在は独立して、故郷の村で奥さんと診療所を構えている。近隣の村に往診に出掛けていて、リボルの村にも行っているよ。
明るくて実直な性格で、皆に頼りにされている。
子供好きで、小さい患者にも好かれている。
趣味は子供と遊ぶこと。早く自分の子供も欲しい。
◆ 迷子の子供に出てくる冒険者チーム ◆
山裾の村に住んでいる三人組。イリヤの村より北側。
方向音痴ではないが、山に慣れていないので簡単に迷った。
◇ リーダー・フィンリー(男)
一人称:俺
武器は斧と短剣。中肉中背。
楽観的なところがある、ムードメーカー。
人と喋ったり、お祭り騒ぎが好き。
◇ ジュード(男)
一人称:俺
武器は棍棒。筋肉質。
甘党で、スイーツやジャムを自作する。瓶に入れたジャムやママレードを持ち歩いている。
◇ ロージー(女)
一人称:私
魔法を使う。髪は短め。子供の扱いは慣れている。
幽霊とか怖い話が苦手。
趣味はお金を貯めること。買い物で値切ったりする。
宮廷魔導師資料室 神泉せい @niyaz
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