冷血漢と熱血漢、二人の警察官の行く道は?

コールドケース──それは永遠に終わらぬ迷い道。ただ事象を記しただけの冷たい傷跡──未解決事件。

サイバー犯罪対策課、エリート警察官市川と警部補になったばかりの特別研修生、勇刀が事件に立ち向かう。

冷血漢と熱血漢。全くタイプの違う二人。
事件は警邏中の警察官が襲撃される所から始まる。拳銃を携行できない市川の秘密とは? 影のあるエリート警察官市川と事件との関わりが少しずつ明らかになっていく。

見所は美々しい心理描写とスピード感でハラハラさせるアクションシーン。
ミステリータッチでストーリーは進んでいくが、人物の心の内が繊細に描かれているため感情移入しやすい。

主役二人の性格が対照的なのも魅力の一つ。想いだけでは、どうにも出来ないもどかしさに葛藤しながら、時に冷徹、時に感情を爆発させる。

刑事モノでもハードボイルドではない。熱い人間ドラマだ。

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The snow in underworld

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