桜とスケッチと旅と その二

第29話 鉢形城跡の桜 氏邦桜

㉙鉢形城の桜　氏邦桜

平成２３年４月１３日

鉢形城跡に桜の大木があるというので行ってみる。

歴史館の広い駐車場に車を入れ愛犬を出しスケッチブックを

抱えて桜の樹を探す。

歴史館を突っ切るように裏に行く道があった。

山道になっている。

道は一旦谷へ降りて細い川を渡って階段を登るようになっている。

登った先に桜が見えて来た。

土塁というのか段々に仕切られた中腹に桜の樹はある。

こちらから見ると見上げる格好になる。

一本の樹ではなく何本かの幹が寄せ集まって一本のように見える。

樹齢１５０年とあるので城とは関係なさそうだ。

エドヒガンなので来るのが遅かったようだ。

ほぼ花は終わっている。

姿が良いのでこの場で一枚スケッチするが見上げて描くので首が痛い。

上の段に行ってみる。

上からも一枚スケッチする。

そのすぐ上に道があり少し行くと鉢形城跡がありすぐに崖となって

下に川が見える。

ここまで来て初めて気がついた。

若い頃玉淀の駅から歩いて花見に来た事があった。

橋を渡った小さな公園の桜を描いた覚えがある。

その時はこの氏邦桜はやぶの中で見えなかったように思うが

記憶違いだろうか。