(2)小宮山的思考と 結論

木浦 功

第1話2人語り

(ピンポーン)

「小宮山〜来たぞ〜」

「よう久し振り まあ上がれよ このアパートすぐ分かった?」

「おう」

コイツは大谷 高校からの付き合いで今でも付き合いが続いている俺の数少ない友人の一人だ

「へえ 中々いい部屋じゃんか」

軽く部屋を見回し ベッドの下を覗き込む

「って いきなりエロ本を探すなよ」

約3年振りに会ったというのに まるでしょっちゅう会っていたかの様な気安さだ

「ほら つまみ買ってきたぞ」

「サンキュー ビールはあるから」

冷蔵庫をガチャリと開けて見せる

ズラリと並んだビールを見て 

「はっ ビールしか入ってないのかよ」と笑う

「いやいや よく見ろよビール以外もあるだろ?」と言ってブリトーを取り出す ハム&チーズだ

「いやブリトーって 高校生かよ?

 好きだけど」

「部活帰りに良く食ったよな」

「ああ もう3年 4年前か?」

「座れよ 飲もうぜ 明日休みなんだろ?」

カキンッとプルタブを開けながら腰を下ろす

「それじゃあ 久し振りの再会に」

「変わらぬ友情に」

「うわ 良くそんな恥ずかしい事言えるな?」

「うるせ〜よ」笑いながら缶ビールをゴツンとぶつけ合い ゴクゴクと喉に流し込む

「ぷあーっ 旨い!」

「つまみは何買ってきたのよ?」

コンビニ袋をガサガサと漁ると

ブリトーのハム&チーズが出てきた

「ははっ お前も買ってるじゃねーか!」

「悪いかよ」

恥ずかしさと嬉しさが込み上げ2人で笑った


「で?今日は何よ?」

ひとしきり笑った後 大谷が聞いてくる

「いや〜 何か急に学生やってた頃が懐かしくなってさ もう年かな? 」

「おいおい ジジイかよ?まだ21だろ?そんなに昔のことでもねーし」

「いや そうなんだけどさ…オレら2人とも高卒で就職しただろ? 学校の勉強なんかもうやりたくねぇ 早く社会人になりてぇと思って 進学じゃなくて就職を選んだ訳じゃん?いや後悔してる訳じゃないよ? 最近は大きな仕事も任されるようになってやりがいもあるし 同僚も良い奴らだし 結構面倒見の良い先輩なんかも居てさ 給料だって割と貰えてる方だと思うし…」

ビールを一口飲み大谷を見ると こちらを見つめる大谷と目が合った

「うん それで?」

「ただ… 大学生とすれ違ったりするとさ ああ あいつらまだ学生やってるんだなって こう ちょっとだけ眩しいっていうかさ… 進学してたらオレもまだ学生やってたんだな なんて思ってさ… 自分で選んで決めた道だし現状に不満がある訳でもないんだけど なんかこう もやもやしちゃってさ…」

「ははっ 何だよ 何かと思って真面目に聞いてりゃあ 3年越しの5月病かよ?」

「おらっ!飲め飲め!」

そう言って大谷はビールをゴクゴクと飲む

「ぷはーっ 要するにそりゃあ無いものねだりだろ? 学校の勉強が嫌になりゃあ早く社会人になりたいと思って 仕事で大変な思いをすりゃあ学生に戻りたいと思う 子供の内は早く大人になりたくて 大人になったら子供に戻りたいと思う そういう事だろ? 

人間てのはそういう生き物なんだよ 

だから色々考えて過ぎんな 大事なのは 今 この瞬間と これからだろ?」

大谷はビールを飲み干し バキバキと缶をつぶし ニカッと笑う

「でもまあ たまには過去を振り返っても良いか よし!じゃあ今日だけは高校時代に戻って良し! オレが許す!」

「オレが許すって何だよ エラそうに!」つられてオレも笑う

「思い出話でも昔話でもいくらでも聞いてやるよ ほらっブリトー チンしてくれよ 食おうぜ!」

「わかったよ」

大谷はすごい奴だ 学校の成績はたいしたことないのに 考えていることや言っていることは的を射ているというか 妙に説得力があるのだ

「ん?今 心の中でオレのことディスってただろ?」

「いや?大谷のクセにいい事言うじゃねーかと思っただけだよ」

「お?そうか? …いや大谷のクセにって何だよ!」

「ははっ 気づかれたか」

2人で大口を開けて笑う こんなに笑ったのは久し振りだった

「そう言えば あの時も大爆笑だったよな?」

「あの時?」

「新歓コンパの時だよ」

「ああ…」


高校に入学し オレはサッカー部に仮入部した 1週間のお試し期間だ

20人程の1年生が居たが 特別サッカーが上手い訳でもなく 人付き合いが上手な訳でもないオレは 脇役の

新入部員Aという感じだったが

明るく快活でサッカーもそこそこ上手だった大谷は1年生の中心的存在になっていた

仮入部期間が終わり10数人が正式入部となった所で 部員の親睦を深める為の新入部員歓迎会 通称新歓コンパが開かれた

この日だけは先生公認でお菓子やジュースを持ち込み 無礼講という事だったが 上級生達の存在は大きく 1年は皆かなり緊張していた

それでも少しずつ会話しながら だんだん打ち解けてきたかなと思い始めた頃に 新入部員の名簿を見ていた部長に名前を呼ばれた

「おい!大谷と え〜…小宮山 ちょっとこっち来い!」

「え?あ ハイ!」あわてて立ち上がり部長の近くに行くと

「よし お前ら 大小デカチビコンビでなんか盛り上がる事やれ!」

ムチャ振りもいいトコだった

大谷はともかく オレに人前で何か出来る訳もないのに 名前に“小”が付くと言う理由だけで デカチビコンビとして呼ばれてしまったのだ

「おい小宮山 どうする?」

大谷が聞いてくるが何も答えられない

「おい 早くしろ〜」「やれやれ〜」

先輩達がはやし立てる

「よし小宮山 アレやろう 知ってるよな?」

大谷が言うアレとは当時大人気だったお笑いコンビのネタだ

「いや…知ってはいるけど…」

口ごもると

「もうやるしかねぇだろ!行くぞ!」

大谷がでかい声と大きなアクションでネタを始めた 

オレはもうどうにでもなれ!となかばヤケクソで大谷に合わせた

ほぼ完コピの大谷に対して テンパってキョドっているオレのアンバランスさがウケたのか 部室内に大爆笑が起きた

何とかネタをやり終えると

「はははっ!お前ら最高だな!」と

部長に肩をバシバシ叩かれた

この日からオレの高校生活は激変して行った 新入部員Aという立ち位置だったオレが 大谷のおかげでデカチビコンビのチビという市民権を得る事が出来たからだ

大谷とつるむ様になり大谷の性格に引っ張られオレはどんどん変わっていった もちろん良い方に

高校時代に戻りたいと思う程 楽しい高校生活を送れたのも間違いなく大谷のおかげだ


「あの新歓コンパのデカチビコンビの話しは今でも語り継がれてるらしいぞ? ある意味サッカー部の黄金時代だって」

「サッカー関係ねぇ〜」

「あっはっはっ」

そこからは思い出話に花が咲き 2人ともよく喋りよく飲んだ

離れていた時間を取り戻すように

「ああ楽しいなあ! 本当に高校時代に戻ったみたいだ」

調子に乗ってハイペースで飲みすぎて大分酔いがまわっていた

大谷の顔も真っ赤になっている

「ちょっと1回ペース落とそう 水持ってくるわ」

「ああ 頼む ちょいトイレ貸してくれ どこ?」

「ああ 玄関の右側」

氷水の入ったコップを2つ用意し 

1つをテーブルへ

オレは水をゴクゴク飲んで ふうっと息を吐いた

「ふう スッキリした」大谷が戻って来る

「あ 水コレな」

「サンキュー」

「オレもトイレ行ってくるわ」

オレも用を済ませて戻る

「お待たせ」

なんか…妙な間が出来ちゃったな…と思いながら 

「あ〜…そう言えば桜井とはどう? 仲良くやってんの? そろそろ結婚か?」

我ながら不自然すぎる 喋りながら顔がこわばっていくのが自分でも分かった

「ぷっ ホント分かりやすいなお前は今日の本題はそれかよ?」


高校3年に上がるときにクラス替えがあり オレと大谷は同じクラスになった オレたち2人はデカチビコンビとして校内でそこそこ有名だったが 

そのクラスにはもっと有名人がいた この辺りの高校含めて一番かわいいと噂の桜井という女の子だ

桜井はおしゃべりで良く笑う子で 

3人の席が近かった事もあり次第に仲良くなっていった

オレが桜井を異性として意識し始めたのは当然の流れだった

桜井の笑顔が見れた日は1日中幸せな気持ちでいられた

部活を引退してからは放課後も3人で遊ぶ様になっていて 日に日に好きという気持ちが募っていったが 大谷も桜井が好きだという事は一目瞭然だったし オレの目から見ても間違いなく2人はお似合いだったから 知らず知らず一歩引く様になっていた

そんなある日

「お前最近ちょっとおかしくねーか? 何に気ぃ使ってんだよ?」

大谷はオレの目をまっすぐに見て言った

「前置きはナシだ お前桜井の事好きなんだろ? だったらとっとと告っちまえよ 抜けがけ上等 どんな結果になってもオレたちの関係に変わりはねぇよ! だろ?」

「でも大谷 お前だって…」

「ああ オレも桜井が好きだ だから遠慮はしねぇ グズグズしてたらオレが先に告るからな!」

「だいたい オレたち2人の内どっちかを選んでくれるなんて保証どこにもねぇんだぞ? 決めるのは桜井なんだ 他の誰かに先を越される事だって十分あり得る もたもたしてたら一生後悔するぞ!」

確かに大谷の言うとおりだ

「分かったよ オレと桜井が付き合う事になっても恨むなよ!」

と言ってはみたものの そんなに簡単に告れるはずもなく…

あっと言う間に時は流れ 

気が付けば卒業間近になっていた

オレたち2人はそれぞれ県外と地元に就職する事が決まっていたし

桜井は短大に行く事が決まっていた

毎日会う事が出来るのは卒業式までだ

今日こそは!と毎朝決意するのだが どうしても勇気が出ず 告白できないまま卒業式を迎えた

その日は春のぽかぽか陽気の穏やかな日だったが オレは気が気じゃなかった すでに卒業式は終わり みんな教室や昇降口前で別れを惜しんで話しをしたり写真を撮ったりしている そんな中必死で桜井を捜していた「くそっなんでオレはこんなヘタレなんだ! 今まで告白するチャンスなんていくらでもあったのに!」まさか?もう帰った!? 

焦って校門に向かうと 校舎の陰に

大谷と桜井が居ることに気が付いた

右手を差し出す大谷と笑顔でその手をとった桜井…

そうか…そういう事か…

その時オレは 親友と大好きな女の子2人を同時に失ったと そう思ってしまったんだ…

そして 気が付くとオレは自分の部屋に居た…どうやって帰ってきたのかさえ覚えていなかった…

その日の夜 大谷から

「桜井と付き合う事になった」と

LINEが届いた… 

今になって思えば大谷はギリギリまで

オレが桜井に告白するのを待っていてくれたのかも知れない

そしてあの時 良かったなおめでとう という祝福の言葉どころか 何も言わず何も言えず逃げるように2人と別れてしまった事をずっと後悔していた


「桜井とは別れたよ」

「…え…別れた?…」

「ああ…半年ももたなかったよ… 」

「告白して付き合うようになったまでは良かったんだけど それまで毎日顔を合わせるのが普通だったから 会えなくなったら急に桜井との距離が離れた気がして…実際仕事が忙しくて休みもほとんど無くてさ 桜井も学費の為にってバイト始めたりして それでも毎日電話はだけはしてたんだけど やっぱ社会人と大学生じゃ合う話題がなくて会話も途切れがちでさ…まあ そんなの全部言い訳なんだけどさ……で ある時桜井の方から 別れよう…って

正直オレもその時 限界を感じてて…今のオレじゃあ桜井を笑顔に出来ないってそう思って…で 終了って訳!」大谷は吹っ切る様にそう言った

「そうだったのか…全然知らなかった…」

「そりゃそうだろ!相談したくてお前に電話したら …おかけになった電話番号は現在使用されておりません…って ケータイ替えただろお前!番号教えとけよコノヤロー!!」

「あ…ごめん…」

大谷の言うとおり 卒業式の後 2人に合わせる顔が無くてケータイを替えていたのだ

「まあ もういいけどよ またこうやって会えたし 全然怒ってねぇよ?」

と言いながら オレの腹を殴ってくる

「ちょ おい 言ってる事とやってる事が合ってねーぞ!」

「うるせぇ!失恋を思い出させやがって!あー だんだんムカついてきた」

「待て待て フラレたのはオレのせいじゃねーだろーが」

すると大谷は殴るのをやめ

「ふぅ…まあ そうなんだけどさ…」

「けど なんだよ?」

「いや… 桜井と別れてから思ったんだよ もしかしたらあの日桜井は 

オレじゃなくてお前に告白して欲しかったんじゃねぇのかな」ってさ…

大谷は冗談とも本気ともつかない顔でそう言った

「ま 今さら何をって話だけどな」

「お…おう まあそうだよな… 」

そこで大谷は何かを思い付いた様に

「なんなら本人に聞いて見るか そろそろ来るんじゃねぇか?桜井」

「は?」

「いや実はさ 今回お前から連絡もらってから桜井と電話で話したんだよ 久し振りに3人で会わないかってさ で このアパートの住所教えといたから そろそろ来るんじゃねぇかって事だよ 」

「は? いやお前 は?

マジで言ってんの? え 桜井が来る? これから?」

目に見えてアタフタしだしたオレを見て大谷が吹き出す

「ぷっ あっはっはっ 冗談だよ!

 慌てすぎだろお前」

「なっ!? 冗談ってお前… 

  ふざけんなよ!」

「ははっ だから冗談だって 何怒ってんだよ?」

「笑ってんじゃねーよ!

  お前… オレが どんな!…」

「つーか そんなムキになる事かよ?」

「いい加減にしろよこの野郎!」

思わずカッとなって大谷に掴みかかる

ハッと驚いた顔をした大谷から表情が消える

「あ……ご…ごめん…オレ……」

オレは力なく大谷から手を離した

「ごめん…ちょっと頭冷やすわ…」

「小宮山…」

オレは洗面台に行き 顔を洗う

「何やってんだオレは……」

オレは自分が情けなかった…

大谷は何も悪くないって事は分かっていたのに なのに理不尽な怒りをぶつけてしまった

部屋に戻り大谷の前に座って オレは頭を下げた

「ごめん大谷…オレは…」

大谷がオレの言葉を遮って言う

「小宮山…お前…今でもまだ桜井の事好きなんだな? こんなに本気で怒るって事はそういう事なんだろ?」

「いや…オレは…」

「隠すなよ!言えよ小宮山!その為に今日オレを呼んだんじゃねーのか!?何かに決着を付けたかったんじゃねーのか!?だったら話せよ!全部吐き出しちまえ!本音を言えよ!」

大谷はオレの目を真っ直ぐに見ていた

そして本気でオレと向き合ってくれている

なのにオレは…何なんだオレは!なんでこんなに情けないんだ!こんなに真剣にオレの事を考えてくれる最高の親友が居るのに!大谷はいつだって本音でぶつかって来てくれてたのに!勝手にカラまわって…勝手に落ち込んで…誰も 何も悪くないのに…

全部自分のせいなのに…

「ごめん…大谷は何も悪くないのに…桜井の事だって…」

色んな感情が込み上げてきて涙が溢れた「ごめん… うっ…うっ……」

涙も 感情も 止める事ができなかった 「うっ…うっ…っぐうぅ…ぅ」


大谷は何も言わずオレが泣き止むのを待っていてくれた そして

「ったく しょーがねぇなお前は!」

立ち上がり大谷は言う

「オレもお前も本気で桜井が好きだった! だからオレは告白した!でもフラれちまった! けどお前にはまだチャンスがある!まだ告白すらしてねぇんだからな! そうだろ? 過去は過去!どれだけ悔やんでも どれだけ悩んでも絶対に戻れやしねぇんだ!大事なのは今!そしてこれからなんだよ!もうオレに変な気も使うな!あの時も言ったろ?どんな結果になってもオレたちの関係は変わらねぇって!

今日からまたデカチビコンビ活動再開だ!!」

「大谷…」

「何だよ!なんか言えよ!オレだけテンション上がってて恥ずかしいじゃねぇか!」そう言ってニカッと笑う

「ははっ…ホント…恥ずかしいやつ」

(ありがとう…大谷…お前が居てくれて本当に良かった…)

オレもムリヤリ笑顔を作り

「よーし どっかで飲み直そうぜ!

ビールばっかで飽きちまったよ」と言って立ち上がる

「おいおい 切り替え早ぇな さっきまで泣いてたくせに ビールばっかなのもお前のせいだしな」

「うっ…うるせーよ!いいから行こうぜ!今日はオレのおごりだ!」

「そーゆー事なら話しが違うな 行くぞ!早くしろ!」

バタバタと靴を履き玄関を出る

「おい この勢いで本当に桜井に告白してみねぇか?電話してやるから」

「バーカ もう騙されねーよ」

(ガチャリ バタン)

「え〜っと…桜井…桜井…と」

「いやオイ 冗談だろ?」

あっはっはっはっ…


だんだん遠ざかる足音と笑い声… 

     

     おわり


「あ 読み終わった?どう?ちょっと脚色してあるけど結構いい感じにまとめてあるだろ?

今度この話をヨムカク賞に応募しようとおもってさ やっぱ大谷本人の承諾を得ないとまずいだろ? 

で今日来てもらったって訳」


「いや ちょっと脚色って…お前確か仮入部でやめた組だろ?そっから後の話も全部作り話じゃねぇか 

大事な話があるからどうしても来てくれって言うから来たけど 承諾も何もねぇだろコレ」

立ち上がり玄関に向う

「つーか そもそも 俺の名前

大谷じゃなくて太田だしな あー 

やっぱ 来るんじゃなかった…」

(ガチャリ バタン)


遠ざかる足音…


「ん〜…ん? と言うことは この話を応募しても誰にも迷惑がかからないって事か」


「よし 応募しよ」


             終わり


    


あとがき

という訳で小宮山的第2話でした

2人語りといいつつ 実はほとんど

語ってすらいない みたいな話しを

書いてみたかったのですが うまく

いったでしょうか?


最後まで読んで頂いたあなたに感謝を























 





















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(2)小宮山的思考と 結論 木浦 功 @bmatsuyama

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