24 変わったたべもの。

以前、知らない国の食べ物の話題を取り上げました。


●17 知らない国の食べ物。https://kakuyomu.jp/works/16816700426989514413/episodes/16817330656117760286


食べ物。


おはなしの世界だと、以前取り上げたエルマーの りゅう みたいに、人間とは食べ物の好みがそもそも違うものが登場することがありますね。


全く変わったものを食べるおはなしもあるなあ。


ということで、今回は おかべりか『おばけやさん』シリーズです。


おばけやさんは、お手伝いをしてくれる おばけを貸し出す便利屋さん。たもつはまだ子供だけど、一人前の、おばやけさんを目指して働いています。保護者の大きなうさぎ、ポンポが、たもつのごはんを作ってくれたり、サポートしてくれます。


たもつといっしょに働いている おばけは、ガラスびんの中で眠り、ふわふわしていますが、大きくなったり小さくなったりできますし、いろんな仕事もできる頼もしいおばけです。たもつといっしょに、町内のお仕事や、それで巻き起こるちいさな事件を解決していきます。


このおばけの 食べ物(?)が、ちょっと変わっています。


一日のお仕事あとに眠るとき、たもつが歌ってくれる〈子守唄〉が、おばけのエネルギーです。子守唄を歌ってもらうときの おばけが幸せそうでとてもかわいい。


たもつの両親は、遠くの町で おばけやさんをしていて、少し難しい大きな仕事に取り組んでいるようです。


この家族のことや、おばけがどこから来たかなど、様々な謎が残っていたのですが、残念で悲しいことに、おかべりか先生はシリーズ途中で急逝されました。


『おばけやさん』は七冊の、ふわふわで楽しいおはなしとして今も子供たちに読まれています。


さて、変わった食べ物、〈子守唄〉でした。

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