17 知らない国の食べ物。
昭和の頃は、〈海外の児童文学に出てきた食べ物がわからず、むやみに憧れる〉ということや、〈海外の児童文学に出てくる食べ物が日本でなじみがなさすぎ、日本にあるものに置き換えられる〉ということがよくありました。
「コケモモのパイ」とか「ブルーベリーのパイ」とか「ミンスパイ」とかのパイ関係や「ライスプディング」とかのプディング関係、わかりませんでしたね。プッチンプリンしか知りませんて。
後者の例は、「おさるのジョージ」が「ひとまねこざる」だった頃、ジョージは〈うどんの鍋〉をいたずらしてましたが、今思うとあれパスタですね!
なんかそういう訳語の話でなくても、ちょっとした海外読み物からの食べ物理解のギャップネタ、最近はインターネットもあってどら焼がドラケーキになる面白さ方面に進化してるし、ないのかしらと思っていたら、少し前、
〈日本でも人気が高まってきたヘルシーでおしゃれなフムス!〉
という雰囲気のお姉さま方むけのフムスレシピ集が出版されたり、ネットでもレシピが見られたりしてました。
うむ。
アメリカの児童文学、『少年弁護士セオの事件簿』などで給食のメニューに出てきたらサイテー、みたいな扱いだったフムスが人気!
大人向けの味なんですかね。まだ食べてないです、フムス。ディスられていたために、おいしそうじゃないと思っていたら人気ですと。妙な気持ちになりました。
そういう話なら、これから先もありそうですね、と思ったところでこのへんで。
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