10 「マンガ」と「児童画」の間で①学研〈カラー絵ばなし〉

 前回、次は何にしようかなあ? と迷っていたら、コメントで当時のコバルトの懐かしい名前をどっといただき、しかも私がけっこう未読だったというトホホなことも判明し(涙)少し懐かしラノベはお休みします。


(そういえば西田俊哉先生とか金蓮花先生とか読んでいらっしゃった方、います? まあ、それはさておき)


 以前『綴りかた日記』のほうで、挿し絵の話題を取り上げました。


●131 ラノベの挿し絵。とか。

https://kakuyomu.jp/works/16816452221508425967/episodes/16817330650032799401


 そこで、児童画と漫画の間の時期の巨匠の名前が出ましたので、その方の作品から少しお話します。


 学研から70年代から80年代に出ていた〈カラー絵ばなし〉は、裏表紙に、


〈《カラー絵ばなし》は,テレビっ子・マンガっ子に,本を読む楽しさをつかんでほしく企画された本です。一流の漫画家の先生がたが,腕をふるって,楽しい,ユーモアある作品を書いてくださいました。〉


 という一文があるので、子供たちに親しみやすい絵と読み物、という狙いだったのかと思われます。


 この流れで、次回、清水崑『ぼんやり山のぼんたろう』『まいごくじらとぼんたろう』をご紹介します。

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