9 こんなラノベがあった⑤新井素子『星へ行く船』シリーズ

 引き続き、新井素子です☆


『星へ行く船』は高校の時、ほんとにこの作品好きなんだなあ、という友達がいましたので、よく話したなあという思い出があります。


 今振り返ると、まだまだ幼いお嬢様の森村あゆみを取り囲む人たち、〈十代の子が思うところの素敵な大人〉ですよね。


 私はなぜだか二作目の『通りすがりのレイディ』から読んだんですよ。単に近所の書店で目についたから。


 レイディ、かっこいいですね。太一郎さんも。

 暴かれた事件は大人の世界の闇満載でえげつないし(←中学生目線)。


 そのあとで一作目と、きりん草の話、『カレンダー・ガール』を読みました。当時きりん草の話は、本編より印象に残っていたなあ。


 で、やっぱり〈十代の子が考える憧れの大人の世界〉という感じがする。特に就職してからこの水沢総合事務所を見ると、有能な人ばかりだからと言って、仕事の内容に対して社員の人数少ないんじゃないかと昔からうすうす感じていたけど、やっぱり少ないと思う(笑)


 でも、あこがれがたくさん詰まったものを、十代のいい時期に読めました。そう思います。ラノベってそういうのも大事。


 さて、次回は。


 まだ決めていませんが、よろしくお願いします!



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