続コロナ・ワクチン2回目。ビビリの接種記録

みこと。

第1話 ファイザー2回目接種 完了!

 深夜0時


 1時、2時


 3時……


 布団に入って数時間。寝付けぬ。


 理由はわかっている。

 明日、いや、本日コロナ・ワクチンの2回目接種があるから――!


 緊張と興奮で眠れないなんて、遠足前の子どもかな?


 だけどそんな楽しいものじゃない。

 あああ、2回目の注射、嫌だぁぁぁ。

 〇〇さんも高熱出たって言ってたもん。

 いろんな人が大変だったって話してるもん。いーやーだぁーー。


 すがれる希望としては、私はもうそんなに若くないので、免疫反応が強く出ないかも? というくらい。

 加齢効果に期待するとは、なんたる皮肉。



 と、接種の前夜からそんな状態だった私。実は前夜どころか、数日前から似た感じで精神をけずってきた。まったくビビリ属性とは、たぶん余分に損してる。





 夜が明けた。少しくらいは、どうにか眠れた。

 今日はお盆休みをズラしたダンナが、休みをとって娘(5歳)を見ててくれることになっている。


 指定された接種時刻は12時。


 1回目の接種は、11時40分頃家を出た。今回は昼食の段取りをミスったため、11時45分にあたふたと向かう。ちなみに【2時間前から意識して水分を取ったら良い】という情報。うっかり忘れてて、20分前に気づく。うぉぉぉ、私こんなんばっかりや――! いまからでも飲む! いっぱい飲むから!

 水のペットボトル持って、車に乗り込む。


(※1回目接種の顛末については『コロナ・ワクチン1回目。ビビリの接種記録』https://ncode.syosetu.com/n8016hc/でレポしておりますので、良かったらご一読ください。)





 病院に着き、渡された番号札は10番。「出遅れたかなぁ」と思いきや、あれよあれよと案内されて、12時12分には全て終了、解放された。病院側の手慣れ度アップ?!


 接種時の流れは前作に書いたので省略するとして、今回は問診で気になる事を尋ねてみた。


「ワクチンしたあと腕をぐるぐる回すと副反応が出にくくなると聞きましたが?」

「ん――、炎症起こしたらいけないので、安静にしておくことをお勧めします」



 あ・れ? 


 えっと……じゃあ、とりあえずそっとしとくしかないのかな? 私に出来る抵抗はない?



「前回注射した左腕、押さえるとまだ痛みがあるんです。でも右は利き手なので、同じ左に打ちたいんです」

しこり・・・は残ってないみたいですが、気になるなら位置をズラして上の方に打ちましょう」


 そんなわけで、左腕の上の方に打つことにしてもらった。


 ところがこれが大失敗だった。


 針が、痛いっっ。前回はまるで感じなかった針が、めちゃくちゃ痛い。


「痛くないですか? しびれたりしてませんか?」

「痛いです。ぴりぴりしびれ来てます、指先までなんか響く感じです」


 看護師さんからの問いかけに、あわててうったえる私。



「じゃあ一端、針を抜きますね」


 …………え゛…………?


 いま彼女は、何と言った? 針を、抜く? それすなわち「もう一度刺し直す」。そういう意味では……?

 思った通り、即座に言われた。



「どうしましょうか。右腕にかえてみます? すぐ抜いたし、軽く刺しただけだから大丈夫ですよ」

「かえます、右にしてみますっっ」



 右、それは激しく不本意だけど、左で何度も失敗するのはもっと避けたい。しびれ恐い。


 かくして。私の両腕は針を2回迎える結果に。なんてこった。結局右腕に刺すなら、"左"希望なんて言うんじゃなかった。

 右はすっと針が刺さり、痛み皆無。やっぱさっきの左は、変だったんだ。

 でも、でもね? 痛くないから両方打ってもオッケーってわけじゃないよ? 私の気持ちはポッキリだよ。討伐された魔獣のように、ッギャァアアアアア!!的な悲鳴が心の中であがったよ?

 さらに右に刺したのに、まだ痛い左腕。なんで?? 液いれたの、右なのに。左腕、キミはまさか脆弱ぜいじゃくなのかい?


 そうかもしれない。普段、何をするにも右手を使っている。絵を描いたり、お料理したり。つまり私は、右の方が若干鍛えられているといえよう! 

 きっと鍛練してるほうが強いんだ、そーに違いない。


 今回は急なふらつきもなかったので、そんな非生産的な思考に身を委ねていると、所定時間が経過。異常がないか確認されたあと、帰って良いことになった。


 その際、今回の【ワクチン接種証明書】を大切に保存しておくよう言われる。

 これ、何に使うの?

 

 検索してみたけど【海外渡航時】に使用以外、見つけれてない。海外……行く予定ないけど、そのためだけに厳重保存???

 しまった、「保存しといて」と言われたとき、一緒に聞けば良かった。

 わからないけど、とにかく失くさないようしまっておこう。



 そして病院を後にしながら。


(あ、月経セーリ時って、ワクチン受けて良かったの???)


 今更すぎる疑問が、湧き出たのであった。


 



 そう。紳士諸君には申し訳ない話題だけど、女性には毎月巡ってくるものがあって。

 妊娠してない時、使わなかった子宮内膜の赤ちゃんベッドがはがれ、体外に捨てられる自然現象。


 これが来ると、個人差によるけど、まあ不調。頭はじめお腹に腰にとアチコチ痛いし、身体重いし、眠いし、あらゆる気力が失われる。

 "穢れ"と表現されてるけど、"気枯れ"。全ての気力が抜け出るように持ってかれる。

 そんなタイミングでの接種。気持ちがブルー・ブラックだったわけだよ。


 けど生理時の接種がダメなら、注意事項とかで案内されてるはず。きっと無関係だよね?(※)


 ただ、身体に不調が出た時、その要因がワクチンなのか、そっち・・・なのかは判別つかないと思うので、今回、正確なレポートデータは取れない。

 ひとつ言えることは。痛みがダブルで来ると壮絶だろうなぁ。


 ダンナいわく「心で負けるな! 元気になる注射を打ったと思え」 

 身体が辛いとね、心も辛いんだよ、しくしくしく。


 


―接種後―


 12:35 フラフラとした眩暈めまいと吐き気。1回目と同じか少し軽い程度。


 14:30 身体が重い。体温は36.6、吐き気。液入れてない左腕の方が気になる謎。

 折れた心を慰めるために"プリン・ア・ラ・モードが必要"と判断。ヨレヨレとお菓子屋に赴くも、定休日。なおも心が沈む。


 夕食 昼に作ったおかずだけでは足りないと思い、鮭ソテーとカットサラダをプラス。直立姿勢が気持ち悪い。風邪のひきはじめみたいに、少し喉が痛い。


 18:45 37.0 右腕の痛みが出てくる。保冷剤で注射部を冷やす。左こめかみに軽い痛み、カロナール(アセトアミノフェン系鎮痛薬)飲む。吐き気続く。立っているとやや辛い。


 就寝前 36.9 右の下まぶた、ときどき痙攣けいれん、関連性は不明。ただこれまでなってなかった症状。



―翌朝―



 右腕痛い。持ち上がるけど、振動感じるだけで痛い。

 左こめかみ、目の周りなど痛い。ワクチンの副反応か、熱中症的な何かか、雨による気象病の影響か、生理のせいかは判別つかず。検温36.8、熱なし。勤めていたら、出勤してるレベル。


 9:45 頭がやはり痛いので、薬(カロナール)を飲む。心なしか顔がむくんでいる。


 11:00 頭痛、吐き気、37.0。「がんばれ私!」発破をかけながら体を動かす。

午後、なんとか祖父母宅へ移動。

 15:00-16:00 祖父母宅に娘をみてもらい、横になる。薬は6時間以上開けたい。我慢。


 17:00 額が痛い。37.1。空腹だと困るので、夕食後(今日は冷凍おかず!)に薬服用。


 20:20 エアコンの効きを感じない。火照りを感じるので検温。37.7 オヨ? 頭痛は緩和。


 22:30 少しだけ胃が痛いような気がする? 今日は、とても"プリン・ア・ラ・モード"を買いに出る気力はなかった。



―翌々日―



 07:30 36.6 右腕抑えると痛い、あと痒い。でも頭痛は消えている。


 日中、多少の倦怠感。でも原因がワクチン由来とは限らない。


 20:30 37.1 右腕を難なく持ち上げれるようになった。触らない限り痛くない。微熱はこのところ時々出ている範囲。気にならない。

 


 頭痛さえ消えれば、日常に大きなさわりはない。

 そんなわけで、おおむね2回目ワクチンの影響は終わったと断じる。

 モデルナは1週間後にも出ると噂を聞いたけど、ファイザーだし。不調が出ても疑惑の域を出ないと思う。

 危惧きぐしてた高熱が出なかったことに安堵あんど。ふっ、私ももう若くないということか。(自らダメージ!)


 以上が、2回目ワクチンの私の記録。   おしまい。




◇◇◇



 さて。


 特筆すべき事柄もなかったので、2回目レポは書かなくても? と思いながらも、頭痛を押しつつ、急ぎこれを進めたのには少々思うところがありまして。


 新型コロナ・ワクチン。

 相変わらず話題に多く、各所でいろんな記事が飛び交い、中には"眉唾だ、真偽不明だ"、と叫び合う声も見かけられます。

 確かに急ピッチで開発されて治験も少なく、数年後の結果なんかも不明。得体の知れなさは大きいし、何より、副反応で体調を崩す声続出となれば、打ちたくない人が多いのも分かります。

 2回接種してても感染することはあるし、持続効果も一生分じゃないなら尚のこと。


 それに、持病持ちの方や、その他要因で懸念がある方は、正しい情報を集め、慎重に検討してから臨んだ方が良いのも確かです。ケース・バイ・ケースでの判断があって然るべきだと、それは認識しております。



 ですが、もし。

 もしも「怖そうだから、痛そうだから、苦しそうだから」。そんな理由で接種を避けている方。「自分はかからない」または「かかっても構わない」と思ってる方がおられましたら。

 

 ワクチンは、【自分を守るだけでなく人にうつさない】可能性を高めるもの。【コロナにかからないことで守れる未来がある】ということだけは、心にとどめおいて欲しいな、って思うのです。


 たとえ自分は軽症で済んで、かかったことすら気づかなかったとしても、知らぬに誰かに感染うつしていたら?


 少し別の話をします。

 妊婦さんがおたふくかぜに感染すると、流産の危険が高まります。妊婦さんが風疹にかかれば、目や耳が不自由な赤ちゃんとなってしまうこともあります。

 そんな妊婦さんがコロナになってしまったら?

 

 赤ちゃんへの影響はまだよくわかりません。

 だけど、痛ましいことが起こってしまいました。コロナ感染した妊婦さんに異常が出たのに、病院に受け入れ拒否され、然るべき処置が間に合わなかったというニュースです。衝撃でした。


 多くは申しません。

 ただ、コロナに感染する人が少しでも減りますように。そして早く終息に向かいますように。




 頑張ってワクチン受けてきました!




 接種のため日夜ご尽力くださっている関係者の皆々様、ありがとうございます。


【お・ま・け】

 自分へのご褒美は、結局プリン・ア・ラ・モード売ってなくて、マンゴー&ミルクプリンを買いました。美味しかったです♪


※月経とワクチンの関係 検索すると少しヒットしました。免疫系な関係で。たぶん問題なし。


※水分摂取効いた気がします。接種2時間前から翌日まで意識して飲んで、注射部が痛くなり始めたら冷やすというのも効いたかと。1回目より痛みが抜けるの早かったです。


※追記。執筆後、気になる情報を聞きました。【ワクチンは感染の発症を抑える】ものなのでしょうか? では、感染を抑える効果はない? 本文内容公判が根底からくつがえる話です。え……そうなの……?

↑ 主人に話したところ、「重症化しないのが主だけど、自分の中でおさえれたら、感染うつす力も軽減するんじゃないか?」と言ってました。【燃え盛る大火事は隣家に簡単に飛び火するけど、中でくすぶってる火は燃え移りにくいみたいに】とのこと。あくまで主人の自説で我が家の解釈ですけど、だったら、いいな。

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