ワクチンを打つ。そして七転八倒する。
風の吹くまま気の向くまま
ワクチンを打つ。そして七転八倒する。
新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)対策としてのワクチン接種、みなさんもう接種されましたか?
まずCOVID-19対策として、世界的には大別して以下の二つの手法が用いられています。
1.中国の様に、(人権と言う観点からはどうなん? という議論が出る位には)徹底的な隔離政策&ロックダウンでウイルスそのものを封じ込める。
2.イスラエルの様に、国民全員にワクチンを接種しまくる事で感染率を下げ(ワクチン接種はCOVID-19を完全には予防できません)、例え感染したとしても重症化⇒死亡という最悪の転機を防止する。
世界中ほぼ全ての国と地域では、その実情に合わせて、1と2を様々な割合で組み合わせたCOVID-19対策が実施されております。
そして皆さんご承知の通り、我が国では、2を主体に、1をほんのりまぶしてこの難局を乗り切ろうとしております。
というわけで、私もコロナワクチン(ファイザー製)を推奨回数である2回、先日無事に接種し終わりましたので、その体験(私自身が経験したワクチン2回目接種後の副反応について)をここに披露させて頂きます。
今後ワクチン接種を予定されている方、または接種するかどうかお悩み中の方への情報提供として、少しでも役立てて頂ければ幸いです。
前置きはこの位にして、以下、時系列で記載していきます。
Day 1
16:00 接種前の体温測定。36.5度。
16:15 予定通り、2回目のワクチン接種。前回同様、注射は痛い。そして直後から腕も痛い。
その後、接種直後の副反応を観察するための待機室に移動。
15分待機。
16:35 特に問題なく(腕は痛いけれど)待機室を退出。気持ち、倦怠感を感じる。
17:00 家に帰着。倦怠感あり、体温測定してみると37.1度。うん。これは今後熱が出るパターンだな、と根拠なく確信。
ちなみに、私はこの日は元から仕事は休み。
翌日も大事を取って、仕事を休みにしていました。
18:00 そろそろ大分きつくなってきた。とりあえず、ベッドに横になる。体温は37.3度。
食欲無く、夕食はあり合わせを少し口にして、お風呂に入って早々に就寝。
23:00 寝苦しくて起床。注射部位の左腕が見た目はどうもないものの、パンパンに腫れ上がったかのように痛む。熱は38度。順調に上昇中。気分不良。吐き気は無いけれど、頭が痛い。
とりあえず、毎日更新している自作小説チェック。コメント入れて下さっている方に返信。そして、明日更新分の予約セット。
そしてベッドに横たわり、冷えピタ額に貼って目を
Day 2
夜中苦しさに何度も目が覚めながらも、なんとか朝を迎える。
今日はあらかじめ仕事は休み。
なんとか今日中に落ち着いてくれれば……
07:30 体温測定38.5度。やばい。ここ数年、ここまで発熱した経験が無いせいか、身体が恐ろしい位に重い。左腕の痛みは変わらず。なんだか握る手に力が入らず、ネラルウォーター(OS-1)の蓋を外すのにも一苦労。
朝食は結局食べず。
というか食欲ゼロ。
ネラルウォーター(OS-1)を無理矢理飲みながらひたすらベッドの上で耐える。
しかし熱い!
暑いでは無く熱い!
なので、クーラーガンガンに利かせる事にする。
温度設定は26度で。
12:00 体温測定38.9度。やばい。これはさすがに解熱剤飲むべし、とアセトアミノフェン(カロナール)500mg服用、と思ったけれど、ついでにその前に何かお腹に入れておくことに。
とはいえ、相変わらず食欲はゼロ。
立ち上がると
熱のせいだか副反応のせいだか、頭痛と倦怠感、そして気分不良。
ただし吐き気が無いのは不幸中の幸いかそれとも、お腹に何も入っていないからなのか。
とりあえず、シスコーンに牛乳かけてお腹に流し込む。
そしてアセトアミノフェン(カロナール)500mg服用。
ベッドに横になるが、文字通り……
!!七転八倒!!(よし、タイトル回収)
横になっている時間が長過ぎて背中痛いわ、寝返り打つと左腕に激痛が走るわ、気分不良が限界突破しているわ……
15:00 もがき苦しみ続けて3時間経ったので体温測定してみると38.7度。良かった、アセトアミノフェン効いた……って、効いてんのかコレ? とはいえ、とり強力なロキソプロフェンとか飲みたくないし(←単なるわがまま)。
そうだ、とりあえず果物食っておこう。
ビタミンC摂っておけばなんか効果があるんじゃなかろうか(←適当)。
というわけで、リンゴ二切れしゃくしゃく食べる。
二個では無く二切れだけど、なんか身体に良い事をした気分になり、再びベッドの上へ。
18:00 体温測定39.0度。ワクチン接種後の最高記録を更新。ついに大台突破! バンザイ……ってなるかあ! と怒鳴っても誰得状態なので、とりあえずアセトアミノフェン500mgと冷えピタ。
なんか他の人の体験記読んだら、しんどいのは翌日だけで、3日目はすっきりっていうのが圧倒的。
それを信じてひたすらベッドの上で耐え忍ぶ。
23:00 体温測定38.7度。もはやアセトアミノフェンが効いているのか効いていないのか分からない状態(決してアセトアミノフェンさんをディスっているわけでは無いので悪しからず)。
そういや今日は自作の投稿小説、全くチェックしていない。
ゴソゴソ起き出して、チェックすると、コメント寄せて下さっている方々が……
感謝を込めて返信して、明日投稿分の予約をセットしてからベッドへ退却。
こういう時、ある程度書き溜めしておくと、焦らずゆっくり休めるので精神衛生上、非常に宜しいです。
Day 3
07:30 起床。よし! 気分爽快……じゃない!? 体温測定37.5度。左腕痛いまま。倦怠感と気分不良、昨日とあまり変わらず。
とりあえず仕事先に連絡して、今日休んでも仕事が回るかどうかを確認。
結果、全然オッケー(って、こうなる可能性考慮して、この日は私がいないものとして予定を立てて頂いていたわけですが)。
で、ベッドの上でしばし休憩。
09:00 とりあえず昨日寝汗が凄かったので、シャワーを浴びる。
そしてインスタントのコーンスープ(粉をお湯で溶かして飲むヤツ)をお腹に流し込んでアセトアミノフェン500mgと冷えピタ。
その後、横になり過ぎて
椅子にもたれ、耐える。
12:00 カニ雑炊を口にする。体温測定37.1度。左腕痛いし、倦怠感と気分不良あるけれど、熱が下がってきている事に一縷の希望を
午後はそのまま漫然と過ごす。
熱は37度台をキープ。
17:00 なぜか無性に鶏のレバーを煮込んだやつが食べたくなる。左腕痛いし、ふらふらするし、どうしようかしばらく悩んだ挙句、これはきっと身体が求めているのだと結論(←勝手な思い込み)。
意を決して外出したものの、近所のスーパーAでは見当たらず。
そうなると人間不思議なもので、ますます“食べたい欲”が
そしてついに『鶏レバーのみぞれ煮』をゲット!
ついでになぜかバナナと桃、アイスクリームも買い込んでしまう。
20:00 風呂に入り、鶏レバーのみぞれ煮、サラダ、みそ汁、そしてご飯という久し振りに普通っぽい夕食を食べる。体温測定37.1度。
23:00 自作小説にコメント寄せて下さった方々への返信&明日投稿分の予約をセットしてから就寝。体温測定37.5度。アセトアミノフェン500mgと冷えピタコンボで就寝。
Day 4
08:00 起床。体温測定36.8度。ついに体温が3日ぶりに36度台へ! 左腕は相変わらず見た目はそうでもないのに、パンパンに張った感じで痛い。真上に上げられない。しかし倦怠感と気分不良は明らかに改善。
08:40 出勤するため自宅を出る。
こうして私の新型コロナワクチン2回目接種後副反応との壮絶な戦いは、終わりを告げたのであった……
いかがでしたでしょうか?
ちなみに仕事場の仲間達に私のこの体験をいお話した時の反応です。
A男(50歳男性、ワクチン未接種):うわぁ……やっぱ打たなくて正解や。そんなきついんやったらコロナなった方がましや。なったらなったで自己責任ってあきらめるし。
(自己責任と言う言葉の使い方間違ってるで?)
B子(50代女性、近々ワクチン接種1回目予定):(顔を引きつらせながら)そんな熱出ます? 大丈夫かな……
(大丈夫! あなたは私よりも年上ですし。それに御年齢を重ねられた方の方が、発熱等は確率下がりますし……と面と向かっては言えなかった私)
とまあ、こんな感じでございました。
COVID-19と人類との戦いは、これからも続くでしょう。
その中で人類が手にした対COVID-19の武器の一つがワクチンです。
デマや出所不明なエセ情報に惑わされる事無く、しかし正しく恐れを持って、ワクチンを接種するかどうかという選択肢と向き合って頂きたいと思います。
ワクチンを打つ。そして七転八倒する。 風の吹くまま気の向くまま @takashi21
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