第1話「目覚めるとそこは」
「おーい、君〜!!」
最初に聞いたいのは、そんな女性の声だった。誰かが自分を呼んでいる…?
「う…」
うめき声と共に、ゆっくりと目を開けるとそこは海岸、文字通りの砂浜だった。そこでようやく、自分が海辺に打ち上げられたアザラシよろしく、うつ伏せで
「あの〜、大丈夫? 言葉は
また女性の声。倒れたまま視線を少しずらすと、そこには自身と同年代くらいの女の子が1人。ぼんやりとした視界で確認できたのは、メルヘンチックな
「…ここは…どこ? あなたは…誰?」
頭がズキズキする。思考が追いつかない。思ったことが、そのまま言葉になる。
「言葉は
そう言って、名前も知らない目の前の彼女は、どこか楽しげにニコッと笑みを浮かべるのだった。
リアリテ・ファンタジア @langage
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。リアリテ・ファンタジアの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます