第13話ランクアップ

【名前】未登録

【種族】人狼

【ランク:C】

【Lv 1】

【戦闘力】1200

【スキル】

満月創造

体力回復Lv1

身体強化Lv1

隠密Lv1

宿地Lv1

【装備】

---


最後の最後にガチャの神様が振り向いてくれたがどうしようか迷ってしまう。

現状のベストチームはルー、シエロ、ローズだ。Eランクはこれでよかったんだが、Dランクのダンジョンは4体まで出せるようになる。この人狼をルーにランクアップさせれば俺の残りはEランクのみになってしまう。


『ルー【人狼】、ローズ、シエロ、Eランク』

『ルー、ローズ、シエロ、【人狼】』


総戦力で言えば確実に下になる。

ただ、そうなると人狼をもう1体引き当てるかドロップしないといけないが、それがいつになるのかわからない。

1度でも人狼を使ってしまうと性格。個性がでてしまいランクアップとしては使えなくなる。

ルーは愛着もあるしバランスが良いので長く使っていきたい。だから個人的にはランクアップで強くさせてあげたい。

「うーん、‥ランクアップかな。ランクアップさせてもDの推奨総戦闘力には届くだろ。」


こうして俺はタブレットを操作し、

ホーム画面→モンスター強化→ルー選択→ランクアップの手順でルーを人狼へと進化させた。


【名前】ルー

【種族】人狼

【ランク:C】

【Lv 1】

【戦闘力】1200+200

【スキル】

満月創造

威圧Lv1

体力回復Lv1

身体強化Lv4

剣術Lv3

盾術Lv4

隠密Lv1

宿地Lv1

【装備】

ホブゴブリンの剣

ホブゴブリンの盾


うちのエースだな。攻守ともにバランスがよい。

【満月創造】

1日1度ダンジョン内(使用フロア)に満月を出現させる。

人狼の戦力が1.5倍まで増加する。持続時間:30分 


この固有スキルはかなり強い。1日に1度の制限があるが持続時間は30分もある。窮地、ボス戦なのでの切り札になり得る存在だ、非常に強いスキルだ。


残りは4体目のモンスターを選んでいく。

内容はグールやスケルトン、ゴブリンなどが多数だ。

その中で俺が目につけたのは

スケルトンメイルだ。


【名前】未登録

【種族】スケルトンメイル

【ランク:E】

【Lv 1】

【戦闘力】200

【スキル】

大楯術Lv1

身体強化Lv1

体力強化Lv1

アピールLv1

【装備】

---


戦闘力は低いもののスキル構成が完全にタンクだ。

攻撃自体はできないがアピールによりヘイトを集めれるのでその分ルーとローズが動きやすくなる。仮にスケルトンメイルがやられそうになればこちらにはルーの威圧スキルもある。2枚盾の完成だ。チームのバランスとしても良さそうだ。


「悩んだ結果ランクアップさせたんだね。」


「ルーの将来性に期待してな、戦力自体には過分だし問題はないだろ。Dランク攻略のメンバーは決まったけどもう数日だけEランク攻略しようぜ、レベル上げを多少していきたい。」


「俺も言おうと思ってたわ、レベル上げと連携の確認とかしたいしな。なら今週一杯はここでの活動で、来週からDランクを攻略していこ!」


「了解、リーダー。」


こうして今週一杯はEランクでのレベル上げに勤しむことになった。

休日になり俺は結城とギルドへ来ていた。


「おふたりともこんにちわ、今日も攻略?もうDランクにいっても良さそうだと思うけど。」


「Dランクは来週からで今日はモンスター用の装備を見に来ました。」

そう、今日はスケルトンメイルの大楯を買いにきた。

この数日は召喚時につけていた木製の大楯を使用していたがDランクで使用するには心許ない。元々Eランクのモンスターなのでせめて装備ぐらいはまともなのを買ってあげたい。


カーボン、ミスリルなどがあるが流石に高校生がだせる値段ではなかった。周回をしていったお陰で俺の貯金金額は10万ほどになっていた。手頃なのを探していくと俺の全財産と同じ10万でブロンズの大楯が置いてあった。


【ブロンズの大楯】戦闘力+250

ランクはDと良さそうだ。参考投資として買っておくか。

自分の命の安心を買うと思うとすんなり買えることができた。早速タブレットに取り込み、スケルトンメイルへと装備させた。これでますます硬いタンクになるだろう。


結城も買い終えたのかこちらへと戻ってきた。

今日はオフなので昼飯でもくって寝るか。


「結城、一応用事は終わったけど飯でも食いにいくか?」


「!いくいく、絶対にいくぞ。」

食い気味にいわたがどんだけお腹すいてんだこいつと思いながらギルドから出ようとする。


「あ、神楽君とあずさちゃん。」


「あれ?桃華じゃん、どうしたの?」

そこには隣のクラスの七瀬桃華がいた。

結城と仲が良いらしく、偶に2人で遊んだりもしている。何故俺が知ってるかというと結城のやつが遊びにいった際に撮ったであろう写真を見せつけてくるからだ。

それに七瀬桃華はわりと有名人でもあった。身長は140センチと低く、その見た目が愛くるしく、庇護欲をそそる容姿なのである。一部のファンがおり、害虫が寄り付かないから見守って(監視)いるらしい。ぶっちゃけ妹と比べてもいろいろ小さいのだ。


「あずさちゃん、私ね、攻略者登録しようと思ってた来たの。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

攻略者と美幼女の成長 ぶんぶん丸 @kkidc

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ