むしろ不老不死になるために働かなきゃ!……そんな空気に満ちた神都、ハギオポリスの朝は早い。いや、空気っていうか、実際に「そういう」泉があって、過労で死んだら不老不死になれる。だからこそ、みんな働きたいから朝が早い。……そういう神都だからこそ、昨今の働き方改革に逆行した、奇妙なパラドックスに満ちた世界が広がります。1000字以内の作品ですが、だからこそ、そういう奇妙さを抉り出して描いており、絶妙なブラックジョーク=最後の一行が冴える、そんな作品です。是非、ご一読ください。