悩みの迷路

悩みの迷路

ああ、また悩んでしまった


そこは巨大な迷路

入ったらもう出られない 出口はない

そして ずっと問い続ける

「私はいったい、何をしているの?」


闇雲に目の前にある道を走る

そしたら、壁にぶつかって怪我をした

痛い 思ったよりも、派手に転んだらしい

「なんで、私には出来ないの?」


叩いても、壊れそうにない壁

どうやら、この先の道は行き止まりらしい

「それは出来ないよ。君には無理なんだ。」


少し戻って、別の道へ向かう

走ると転びそうな水たまりの道

慎重に歩かなきゃ

これ以上、怪我したくない

「もう、何もしたくない。けど…。」


なぜ、私はこの迷路に来たのだろう

存在する理由、生きる希望

違う もっと別の何かだったような

気がついたら、迷ってしまった

目的さえも、わからなくなっていた

涙が溢れ出す

「それでも、私は生きていたい。」


迷路はガラリと変わる

ああ、私はそれで悩んでいたんだ

すると、大きな扉が現れる

鍵は握りしめていた手の中に

そろそろ扉を開けないと


「明日を生きるために!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

夜と涙、孤独は君へ のしりこ @ricrck

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ