友への思いあふれる、さわやかな外伝

『王妃様のご衣装係』の1ファンです。

この作品は鈴玉の同僚である香菱が、主人公・鈴玉について語った外伝。
こんなにすてきな理解者がいて、鈴玉って本当に幸せ者!うらやましい。
同時に香菱の過去も明かされます。
出自や女官になった経緯は違えど、王妃様を思う気持ちは同じ。
友を案じるまっすぐな思いが心にしみる、さわやかですてきな短編でした。

私は香菱が鈴玉をため息しつつ称した、「歩く青天の霹靂」に笑ってしまいました。