あとがき

スメリアの手紙を読んでいただいた方ありがとうございます。第7回カクヨムWeb小説コンテストに間に合わせるために執筆ペースを大幅に上げて執筆した作品になります。キリカという主人公は文字通りの楽園で暮らし、そこで暮らすことに何不自由なかった少女ですが、次第にどんどん大人になっていきました。私自身驚いています。途中でスピカが登場することになりますが、これは予想していたエピソードとは多少異なります。エンドではスメリアに帰って楽園に戻って何不自由ない暮らしに戻る予定をしていました。二人の会話を通して段々と「これは世界に飛ぶ仕事をしてもいいのではないか」という考えが浮かんできました。日本からスメリアに帰る道も細かく設定していて、実は上海篇も考えていましたがCOVID-19によって取材ができなかった事情もありラストランとなりました。初めての中篇小説ということもあって、かなり苦労しましたし、とてもいい勉強になりました。途中からはプロットよりも彼女たちが先行してしまい、ほとんどプロットを読んでいません。最後はパソコンをもって世界を旅することになりました。マザーはどう思っているのか、戻らないことで資金援助はどうなるのかと考えあぐねた結果スズキとユウキに頼ることにしました。

文章を紡ぐというのは大変な作業で、10万文字の世界ははるか遠い未来の話と思っていたのでこのタイミングで仕上がったことに喜びを覚えるべきなのでしょう。

さて、本作品は完全書き下ろし作品となりますがスメリアの手紙Re(Refine)で徹底的に詰めていきたいと思います。この小説の続編も書きます。その時キリカとスピカがどうなるのか私自身も楽しみで仕方ありません。

どうぞ今後も応援していただければ幸いです。


2022/1/30 荘園 友希

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スメリアの手紙 荘園 友希 @tomo_kunagisa

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