小手指原の戦い ~新田義貞の鎌倉攻め、その緒戦~

作者 四谷軒

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★★★ Excellent!!!

難攻不落の鎌倉幕府を滅ぼした凄い人物が新田義貞である。
この作品では、その鎌倉攻めの緒戦が臨場感たっぷりに書かれている。
明らかに数では負けている新田義貞。
しかし、兵力で負けているからといって、簡単には引き下がらないし、戦略もある。
この男のずば抜けている戦の力を上手く書いていて、続きが早く見たいと思った。

★★★ Excellent!!!

鎌倉幕府末期。
幕府からの無理難題に立ち上がった新田義貞、それが歴史的には結果として倒幕につながっていく。

その時代の変換に、熱い男たちの戦いがはじまった。

この作品は、あまり文献にはない時代を切り取って提示してくれる、歴史好きには、おおっと思う短編です。

お読みください。

★★★ Excellent!!!

歴史モノは様々に光彩を放ち、それぞれに魅力的ですね! 語られる形式も各々により十人十色。
しかし、根底にはこの日本の辿る世に流れる人間の姿そのもの。
ですから、僕は歴史ものに魅了される。日本史に趣きの風情を感じる。
僕は日本人に生まれて幸せです。貴方とも歴史モノにより繋がれた。

上述は「歴史・時代・伝奇」の先輩の方々へ必ずお伝えする僕の溢れる想いです。

四谷軒様の小説は、その知識力に圧倒されます。
物語には裏付けが必須です。改めて自戒するばかりです。
「歴史モノ」初心者として、ご教示を感謝致しております!

★★★ Excellent!!!

鎌倉時代も末期。

時代は新たな転換点を迎えることとなる。

かの名将楠木正成、のちの室町幕府征夷大将軍足利尊氏、そして新田義貞。

旧来の政権、旧来の戦い方、旧来の支配体制。

そのすべてが一挙に崩れるこの時代は、後世の室町末期、戦国期にて「伝説」として語り継がれる所業である。

鎌倉幕府系守護、その後の室町幕府系守護大名、南北朝対立で南朝についた実力者たち。

この戦いののち、時代は新たな対立へと、新たな戦いへと大きく変貌を遂げることとなるのだ。


新田義貞。鎌倉幕府滅亡の英雄たる彼は、その新たな時代を切り拓いた。

★★★ Excellent!!!

武蔵野と鎌倉は縁が深く、武蔵野を通る鎌倉街道上道(かみつみち)は武蔵武士が鎌倉を守ろうと馳せ参じる為に使われ、鎌倉幕府終焉の際は倒幕に向かう新田義貞に使われました。

上道の通り道である所沢には新田義貞が倒幕を誓った誓詞橋(せいしがはし)、新田軍が勢揃いした勢揃橋(せいぞろいばし)、義貞が戦の指揮をした将軍塚など史跡が残っています。

この作品からは実際の戦の緊張感、臨場感が伝わってきます。

是非、分倍河原の戦いと合わせてご覧下さい。