第13話 転機

私の体調が回復してからすぐ、村では雪まつりまでのカウントダウンが始まった。

今日はちょうど一週間前。

練習しようと言ったけど、私を気遣ってか直くんは乗り気じゃない。


「翔真とサッカーの練習しに行ってくるわ。お前は、炬燵こたつな。」

「私だって、もう大丈夫だよ!子供じゃあるまいし、体調も悪くないし。

それに、もう一週間切ってるんだよ?ここから追い上げていかなきゃ。今年も勝ちにいくんでしょ?相棒くん。」


そう言っても、彼は振り向こうとしない。

肩を掴み、こちらを向かせてから、私は困惑した。

「……………直、くん?っえ、なんで…。」

「っつ…まじでさいあく…見られちゃった。」


…泣いていた。


「お前に無理させるとか、マジで出来ない。…ごめん。」









「…私、ってさ、何なんだろうね。友達?都合いい仲間?

大丈夫すら、信じてくれないような人だったっけ?…直くん、変わったね。」


私は外に飛び出していた。





追記・短くてすいません(>人<;)

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幼馴染禁止令 松岡美緒 @Ui-kym

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