~なくなった居場所、消えた存在 2~

「あー・・・腫れてるな」






朝、私は結構早くに目が覚めた。いつもより二時間くらい早い。

洗面所の鏡を見てみると、泣いてしまったからか目が腫れてる。赤いし。






「とりあえず、お風呂かな・・・」






私は、昨日入っていなかったことに気づき、お風呂を沸かす。そして、朝食も済ませ学校に向かった。

今までで一番早かったし、登校中も誰一人として出会わなかったから、一番乗りだと思ったんだけど、一年二組にはすでに一人いた。






「え・・・」






タイミング。良いのか悪いのか。ていうか、いつ来たの。早すぎない?

そこには、席に座って勉強をしている千翔が。私が家を出た時はまだ暗かったけど、ようやく朝日が昇ってきたようで、だんだんと教室が明るくなる。千翔の横顔にも光が照らされるのを見て、私はどきりとした。その時、千翔が顔を上げようとした。






やばい。






そう思った瞬間、私はなぜかそこから逃げていた。千翔の目に私が映る前には足が勝手に動いていて、気づいたときには屋上にいた。私は、そのまま走ってフェンスに手を掛ける。






「あああああああー!」






胸の中に溜まっていたものを全て吐き出すかのように、大声を出した。私の声は、学校中に木霊する。






「もう!なんで、逃げるのよ!馬鹿!」






私はひとしきり声を出した後、大きなため息をつきながら座り込んだ。力が抜けたように、ずるずると足が崩れていった。






なんで、逃げたの。誰もいないし、チャンスだったのに。

突然の退部。いや、突然ではないか・・・。少なからず、テストの順位の事が絡んでるはず。

今思えば、私も怒り過ぎたかもしれない。中学までの私なら、同じ状況になったとしても何事もなく流していた。

なのに、なんであんなに感情的になってしまったんだろう。千翔だからかな。千翔だから、こんなにも___。






「ふっ・・・。う゛っ、くっ・・・。も、くる、しい・・・」






こんなにも、涙が出てしまうんだ。こんなにも、胸が痛いんだ。

私は、しばらくの間そのまま泣いていた。それからどれくらい経っただろうか。フェンス越しに、生徒が登校しているのがちらほら見え、空が随分と明るくなっていることにも気づく。






「もうそろそろ、戻らなきゃ」






本当はこのままサボってしまいたいけど、そうもいかない。私は、いったん水道で顔を洗ってから教室に戻った。

クラスメイトの何人かがもう来ていて、結構騒がしくなっていた。その中で千翔は相変わらず勉強に集中していて、一人だけ空気が違うようだった。

私は、それを横目に見ながら自分の席に座った。頬杖をつき窓の外を眺めていると、だんだんと人が多くなっていき、担任もやって来た。

どうしようか・・・。このままは嫌だ。早く話して、謝らないといけないよね。時間が経てば経つほど謝りづらくなっちゃうし。

とりあえず、お昼に声掛けてみようか。

私は、朝のホームルームと午前中の授業を適当に流し、昼食の時間を待った。







お昼。私は、待ってましたとばかりに勢いよく椅子から立ち上がる。周りにいた人たちがびくっとなったことには気にしないでおこう。そして、千翔の席を見る。






「あ、あれっ!?」






いない。うそっ、さっきまで授業受けてたのに!

私は、教室中を見渡す。けど、本当にいない。その時、私の中で嫌な考えが出てきた。

もしかして・・・






「避けられてる?」






まさか。でも、意外なことじゃない。むしろ、喧嘩して気まずくなって、普通に接してきたらこっちがびっくりする。






「まあ、こんなことで落ち込むようなタマじゃないし」






千翔に避けられるのなんて、一度経験してるしね。

私は、弁当を食べるのは後回しにして、千翔を探すことにした。






「あれ、鈴音ちゃん。今日は白崎君と食べないの?」






教室を出る途中、クラスの女子に話しかけられた。見ると、数人が机をくっつけて弁当を食べようとしていた。文化祭でのおかげか、結構いろんな人から声を掛けられるようになったんだよね。






「うん。ちょっとね」

「へえ、珍しい。じゃあ、私らと食べない?」

「あー、ごめん。私、することがあるから。誘ってくれてありがとね」

「ううん!大丈夫!」






私は、その子たちに手を振り、今度こそ千翔を探しに出る。

なんか、誘ってくれるのは嬉しいけど、今まで全然仲良くなかった人だからちょっと戸惑うんだよね。それに、私は少人数か一人で行動したい派だし。

私は、そんなことを思いながらとりあえず隣の三組の教室をドアから見渡してみた。が、やはりいなかった。理人と愛衣と一緒にいるのかなと思ったんだけど。ていうか、その理人と愛衣もこの教室にはいない。

どこか別の所で食べてるのか。じゃあ、そこに千翔もいるのかな。

その時、ドアの傍で食べていた一人の男子が私に気付いた。






「あれ、二組の藤宮さんじゃん。やっぱ噂通り美人だ。なあ、岡本?」

「あ?本当だ。藤宮さんだ」






なに、こいつら。なんで私のこと知ってるの。






「この教室に何か用?」






そう聞かれたので、ちょうどいいと思いその男子に聞いてみる。






「理人と愛衣、知らない?」

「理人って、白崎?」

「あー・・・うん。白崎理人と田中愛衣」

「カレカノの奴か!いや、見てねえけど・・・。なに、仲良いの?」

「まあ・・・」

「ふーん。なあ!白崎と田中がどこで食べてるか知ってる人―」






岡本と呼ばれた人が教室で食べている人たち全員に聞こえるように大声を出して聞いてくれた。

普通に優しい・・・。






「白崎と田中ならいつもは食堂にいるよ」






すると、その中にいた一人の男子が答えてくれた。






「食堂だって」

「ですね。ありがとう!」

「おーう」






岡本君が手を振ってたので、私も振り返してその教室を後にしようとしたが、ついでにと思いまた聞いた。






「んー?まだ何か?」

「あのさ、ついでに白崎千翔って見てない?」

「白崎千翔?・・・見てないなっていうか、そんな奴聞いたことも見たこともないと思うけど」






岡本君はしばらくの間視線を天井に向けて考え込んでいたが、やっぱりか。認識もされてないんだな。

知らないっていう人でも、絶対どこかで見かけてるはずなんだけど。本当、影薄いな。






「白崎って、もしかして理人の双子のお兄さん?」






お!知ってる人がいた!






「そう!その人!見てない!?」

「うおっ、すっげえ食いつき」

「あ、ごめん」

「いや、いいんだけど・・・。けど、知ってるっつっても理人の話の中で名前が出てきたからで、どんな奴かは知らねえよ?」

「あああああー・・・。そっか、そうだよねえ」






話したこともない人の顔なんて、見たことはあっても記憶に残ってないもんね。ただでさえ影薄いもん。






「なんか、すまん・・・」

「いや、あなたは悪くない。ごめんね、ありがとう」






昼休みは残り三十分。それまでに千翔を見つけないと。私は、お礼を言って教えてもらった食堂に足を運んだ。

食堂って、初めて来たけど利用している人って結構いるんだな。同じ学校なのに別の場所みたいだ。例えるなら、お祭りの屋台みたいな。

それほど賑やかで、そして___。






「楽しそう・・・」






今の私には、こんな所にいても楽しめる余裕がない。

それ以前に、ここに一緒に来てくれる人も今は居ない。

いつか、千翔とお祭りとか行きたいなあ。綺麗な浴衣着て、一緒に花火とか見てさ。






「なーんて、乙女かよ」






ぼそりと呟いた独り言は、誰かに聞かれることもなくかき消された。しばらくの間、楽しげな声を聞いていたが、感傷に浸ってる場合じゃない。私は、当初の予定を果たすため、食堂を見渡す。






「いた・・・」






案外すぐに見つかった。私は、その人物に近づく。すると、途中で気づかれた。






「あれ、鈴音ー!」






愛衣が大きく手を振ってきた。それによって、隣にいる理人もこっちに目を向けた。けど、肝心の千翔はいなかった。






「鈴音?何でここに」

「何でって・・・。来ちゃいけないんですかー」

「いや、そういうわけじゃねえけど。なんか、意外」

「意外?」

「うん!鈴音がこんな騒がしい所に来るなんて思わなかった」






何それ。ってことは、私は暗い所がお似合いってことかよ。






「まあね。こういう所は苦手」

「あはは・・・。で、わたしたちに何か用?」

「いや、本当は千翔に用があるの。見てない?」

「え?いつもお昼一緒に食べてるんじゃないの?」

「そうなんだけどね。避けられてるのか、昼休みになった途端どっかに行っちゃって・・・。だから、今捜してる所」

「そうなんだ・・・。ごめん。わたしたちは、見てないや。たぶん、一人でどこかで食べてるんじゃないかな。鈴音は、食べたの?」

「いや?食べてないけど」






私がそう言うと、二人は驚いた顔をした。






「食べずに捜してんのか!?」

「そうだけど・・・」






すると、理人は苦笑いを浮かべた。






「お前、本当お人好しだな。先、食べてからにすればいいのによ。心配なのは分かるけど、あいつはお前を見殺しにしたようなもんだろ?」

「見殺しって・・・」

「見殺しは言い過ぎか。でも、鈴音だってショックだっただろ?お前はあいつと喧嘩して、その直後に倒れた。ってことは、少なくとも自分のせいかなって思うはずだろ。俺だったら傍にいて、すぐに謝る。なのに、あいつは帰りやがった。信じらんねえよ」

「わたしも、そこはちょっと酷いなって思ったよ」






理人の言葉に、愛衣も賛同する。






「だろ?つまり、千翔は鈴音のこと何とも思ってなかったってことだろ!?」






“何とも思ってない”。

その一言が、妙に心をざわつかせた。






「お前たちの仲は、誰が見ても良かった。付き合ってんじゃねえかって、二組の奴らも結構噂してたんだぜ?」

「そう、なんだ・・・」

「だけど、結果的にこうなっちまった。鈴音は、千翔のことどう思ってたんだよ」






どう思ってた・・・?

そんなの、もう分かんないよ。でも、一つだけ言えるのは___。






「信じてた」

「・・・鈴音っ」






愛衣が、心配そうに私の名前を呼んだ。見ると、瞳には涙が溜まっていて今すぐにでも泣きだしそう顔をしていた。なんで、愛衣が?そんな顔見せられたら、私まで・・・。

明らかに弱っている私に、理人は追い打ちをかける。






「そう思ってたのは、鈴音だけだったってことだ。あいつは、お前を裏切った」






ついに、私の目から愛衣の目から涙が溢れる。こんな所で泣くなんて、場違いにも程がある。行き交う人々が、私たちを見てぎょっとする。小さな声で、浮気やら痴話喧嘩みたいな言葉も聞こえてくる。






「それでも私は、千翔の所に行く」






裏切り・・・か。確かに、千翔のあの行動に名前を付けるならそれが一番しっくりくるのかもしれない。でも、私にはどうしても何か理由があったとしか思えない。

そして、その理由を私はまだ聞いていない。聞いてもいないのに、理人の言葉に流されて私まで千翔なんかもう知らないなんて思ってしまったら、それもまた裏切りになるんじゃないか。






「はあ!?鈴音、本当にそれでいいのかよ!」

「うん」

「でも___!」

「まあまあ、最終的には鈴音が決めることだし、鈴音が良いって言ってるんだから、良いじゃない?」

「そうかもしれねえけど!俺は、もう鈴音が傷つくのは見たくねえんだよ!いっつも、鈴音が一番泣いてるじゃねえか!見てられねえ・・・」






理人は、私の腕を掴んだ。次第に力が強くなっていき、締め付けられるようになった。

痛いと思ったが、私は必死に我慢した。理人を説得するには、これぐらい受け止めなくちゃいけないと思ったから。

私には、自分の思い通りにいかなくて駄々をこねている子供のようにしか見えなかった。

目には、さっきまでの私のようにうっすらと涙が溜まっていた。私は、幼い子供をあやすように、理人の顔を覗き込みその目をじっと見た。






「分かってる。理人の気持ちは分かってるから。ありがとう。その気持ちだけで嬉しいよ」

「じゃあ、行くなよ」

「理人!あんまり、鈴音を困らせちゃだめだよ。鈴音にとって、千翔君が一番大切なんだよ」






愛衣の言葉に、私は少し恥ずかしくなる。






「そうなのか?」






えっ!?そこ聞く!?






「え・・・っとお」






どう答えようか迷って、愛衣の方を見ると自分には関係ないと思ってるのかすっごいニヤニヤしてた。駄目だこりゃ。

私はもう一度理人を見る。理人は、私の言葉を待っているようだった。ここで、理人を納得させる言葉を言わないときっと離してくれない。






「千翔は、大切。だから私は・・・私だけは最後まで信じていたい」






悩んで、口に出した言葉は短いものだった。私は、これで充分だと思ったから。

理人は、しばらくの間私を見て、そっと腕を離してくれた。ということは、行っていいということだろう。






「ありがとう」






昼休みが終わるまで、あと十五分。私は、走った。クラスになっている教室以外の部屋を、全て見て回った。千翔だから、きっと人が少ない所にいるはず。図書室、理科室、家庭科室、体育館、音楽室、コンピューター室・・・。けど、どこにもいなかった。






「もっ・・・どこに、いるんだっ・・・はあ・・・」






残り七分。さすがにもう食べ終わって、教室に戻ってるかな。

その時、どこからか風を感じた。






「え・・・風?」






まさかと思い屋上に向かった。すると、閉まっているはずの扉がなぜか開いていた。

だから風が入って来てたんだな・・・。

私は、屋上に出てみた。ここに来ると、文化祭でのことを思い出すなあ。千翔と、仲を深めた思い出の場所。






「・・・」






息が止まったように感じた。そんな私の頬を風が撫でる。もう十一月に入るからか、だいぶ冷たい。






「こんな所にいたんだ」






緊張していたが、寝転がっているその人に声を掛けてみた。けど、返事をしてくれることもなければ、反応さえもしてくれなかった。






「千翔―?」






私は、傍によって顔を覗き込んだ。






「何だ、寝てるのか」






少し安心。話そうと思って来たのに、何を言ってるんだって感じだけど。でも、もうすぐで昼休み終わっちゃうよね。起こさなくていいのかな。

そんなことを思いながらも、私も千翔の横に寝転がる。






「青い・・・」






視界いっぱいに空が広がって、不意に口に出す。晴れてるんだから青いのは当たり前だろ。なんて、心の中で一人で突っ込む。隣からは規則正しい寝息が聞こえ、顔だけを千翔の方に向けた。






「本当、整ってるなあ・・・まつ毛ながっ。肌も白いし」






思えば、こんなに近くで千翔の顔見たの、初めてかも。

私は、千翔の寝顔を見られるのはこれが最後かもと思い、もう少しだけ近寄った。






「落ち着く・・・」






このまま、授業サボっちゃおっかな。千翔も気持ちよさそうに寝てるし、起こすのもなんか気が引ける。

太陽の光が直に当たり、体が温かくなっていく。けど、時々吹く風によって温かくなった体を一気に冷ます。それの繰り返し。






「ふわああ・・・。なんか、私も眠くなっちゃったな」






大きな欠伸をして、次第に瞼が落ちていった。







「んっ・・・」



目が覚めた。その途端、しばらくの間僕は頭がショートした。

何で、隣に鈴音さんが・・・?僕は一人で寝てたはず。ていうか、今何時。

僕は、制服のポケットに入れていた携帯を取り出して電源を入れ時間を見る。






「しまった・・・。もう五時間目終わるじゃないか」






ということは、僕はたった一時間とはいえサボってしまったことになる。温かかったからって、寝転んだのがいけなかったな。まあ、過ぎたことは仕方ない。

残り一時間だけでも出よう。それより・・・。






「起こした方が良いのかな・・・」






でも、気持ちよさそうに寝てるし。鈴音さんの事だから、サボっても何とも思わないんだろうなあ。それにしても、何でここにいるのだろうか。






「考えるだけ、無駄ですね」






きっと、僕の事を捜してここまで辿り着いたんだろう。

避けてたのに・・・。結局、どこまでも追いかけてくる。前も、そうだった。






僕は、何をやっても駄目だ。バスケでは理人がいて勝てない。

唯一、僕の存在意義だった勉強も今では鈴音さんに抜かされた。

母さんにも見放され、もう僕には何も残ってない。

鈴音さんだって、きっと僕がいなくたって守ってくれる人は他にもいる。

今では、クラスの人たちも鈴音さんによく話しかけてるし。何も心配はいらない。僕自身、鈴音さんを好きでいることに疲れてしまった。今まで気持ちを押し隠して我慢してたけど、好きで、好きで仕方がない。けど、僕のものにはならない。出来ない。欲しいのに、手に入らない。そんな気持ちが、胸の中でぐるぐる回って、どうにかなってしまいそう。

鈴音さんが近くにいる。それだけで気が変になって、手を出してしまいそうになる。無理やりにでもめちゃくちゃにして、自分のものにしたい。自分の腕の中に閉じ込められればどんなに楽か。

こういうところで、僕も男なんだと実感させられる。今だって、少しでも気を緩めれば理性が飛んでしまうくらいだ。その証拠に、手のひらに爪が食い込んで、血が滲んでいる。

今までは、鈴音さんが僕に笑いかけてくれればそれで充分だったし、満たされていた。けど、今はそれだけじゃ満足できなくなっている。そんな自分が、とてつもなく恐ろしい。この先、このままずっと一緒にいれば、僕は鈴音さんを傷つける。それだけは、したくない。だから、離れなくちゃいけないのに・・・。






「何で、そんなに期待させるんですか」






普通に、仲のいい友達としか思ってないなら近づかないでください。どんなに離れてても、結局は僕の所に来てくれると、期待しちゃうじゃないですか。もしかして、鈴音さんも僕の事を少しは意識してくれてるんじゃないかと、思ってしまう。

でも、それじゃ駄目なんです。だったら、やることは一つしかない。






僕は、胸の中で決心し、またポケットから携帯を取り出し時間を見た。五時間目は終わって、六時間目がもう少しで始まろうとしていた。

そろそろ戻らなくては。

だがその前に、僕はまだ隣で寝息を立てて眠っている鈴音さんの頭を撫でた。






「髪、ふわふわ・・・」






無防備だな。こんなだから、谷先輩だけじゃなくいろんな人から狙われるんだ。

鈴音さんは、幸せそうな顔をしていた。僕は、理性が飛びそうになるのをぐっと堪える。これで、最後だから。






「鈴音さん、好きです___」






その言葉は、鈴音さんの耳には届かず、風に乗ってどこかに運ばれていった。

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恋の音色、レモンのきみ 水野雨音 @ui_313912

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