帰還と1位報告
お疲れ様です。
久々にカクヨムに帰ってきました。その間、何をやっていたのかと言うと、他の小説投稿サイト様に登録して活動していました。
私は長らく小説を書くのをやめていたのですが、7月中旬にカクヨムにアカウントを作成して〇年ぶりに小説を投稿、それ以来、気ままに楽しく活動してきました。
ただ、もう少し多くの人に読んで欲しいなと。
数字的にはPVが少ない割に評価は頂けている気がしていたので、他の小説投稿サイトに同じものを掲載したらどのような数値・評価になるのか、そちらでも鳴かず飛ばずなのか、それを確かめたい気持ちが強くなり、今回の行動に至っています。
ということで、
①小説家になろう
②アルファポリス
③ノベルアップ+
それぞれに登録してみました。
これはあくまで私個人の意見ということを前置きした上で、それぞれ使ってみた感想を述べます。
① とにかくエディタの使い勝手が悪く、投稿を継続する気力が消失
② 全体的に使いやすい。PVに縛られない評価も面白い
③ 課金要素を体が受けつけず。早々に撤退
最初にカクヨムを使ってしまったせいかエディタの基準がココになってしまい、文章入力に苦痛を伴う①からはすぐに離脱しました。完成品をファイルでアップロードする方であれば良いのかもしれませんが、ブラウザで直接入力削除を繰り返す私のスタイルには合いませんでした。カクヨムの入力環境は本当に素晴らしい。いまもこの文章を入力していてそう思います。ケタ違いの快適さ。
続いて②を飛ばして③から。こちらは新しいサイトだけあってエディタは使いやすく、やや作品管理がしっくりこないインターフェースでしたが感想を気軽にスタンプで送れる等の独自の工夫も見られて活気もありました。ただ、小説家になりたい!という熱い思いを……といったように感じられたのでこちらも私に合わず撤退。
最終的に私はアルファポリスに根を下ろしました。
小説だけでなく漫画や絵本なども扱っていて守備範囲が広いのですが、エディタも使いやすく(カクヨムが頭一つ抜けてますよ)、作品管理も直感的でわかりやすく、PVという数値が無く、24h.ポイントという独自の数字でランキングが決まる仕組みをとっているのでアクセス数に一喜一憂することもなく気楽に投稿できました。
先にも書きましたが、客観的にどれが良い悪いというものはなく、あくまで私にぴったりと合ったのがアルファポリスだっただけです。他の方が私と同じように各サイトを利用したからといって同じ結論にはならないと思いますので、興味のある方は、上記以外にも多くのサイトがありますので利用してみてください。楽しいです。
②のアルファポリスに私は2つの作品を投稿しました。
ひとつは王道ファンタジーの『オメガ』で、もうひとつはカクヨムに投稿・完結済の現代ファンタジー『
9/12時点の状況です。
『オメガ』
投稿開始:8/30
ファンタジー部門ランキング:1,191 位 / 31,217件
小説全体:5,179 位 / 118,939件
第14回ファンタジー小説大賞:461 位 /3,617 位(月末まで投票受付中)
『桜夜 ―桜雪の夜、少女は彼女の恋を見る―』
投稿開始 9/3
キャラ文芸部門ランキング:3 位 / 2,763件 ※数日間1位
小説全体:690 位 / 118,939件
なんと、ニッチな部門ではありますが、カクヨムでは陽の目を浴びなかった作品がアルファポリスで一時的に1位になることができました。そして今も上位にいます。
なぜキャラ文芸かと言うと、アルファポリスには現代ファンタジーというカテゴリが無いんです。ファンタジー、恋愛、ミステリー、ホラー、SF、キャラ文芸、ライト文芸、青春、現代文学……といった枠組で、一時はライト文芸かなーと適当に置いていたんですが、サイト内にキャラ文芸の説明文があって、こちらだなーと思い、カテゴリを移しました。
無事1位を獲得できた理由ですが、
① 全文章をひっくり返して加筆削除修正をした
② Twitterで宣伝をした ※1日1、2回
③ あらすじを全文削除して作り直した
④ Twitterで小説を読みますという人を見かけたら依頼 ※10件以下
⑤「確かに」と思った意見を素直に作品に反映
⑥ 単に運が味方しただけ
このあたりが挙げられます。カクヨム版をそのままコピペして宣伝も何もしなかったら、きっと今もランキングの下で燻っていたと思います。
日本にWeb小説を書いている人はごまんといて、いま私がこうして小説とは関係のない文章を綴っている間も、秒単位で新たな小説がどこかのサイトに投稿されていることでしょう。いくら傑作を書き上げても投稿した瞬間、数秒後には次の作品に押し流されて新着小説から消えてしまう状況です。
その状況下で少しでも誰かに読まれる可能性を広げるためには、まずは「読んで貰う努力を惜しまないこと」と思いました。そして一番肝心なのは「読んで貰えた時のために作品を少しでも良くすること」かなと。せっかく読んで貰えても、1話で飽きられてしまうのでは本末転倒です。最初は読んでもらうために、あらすじと第1話、これを納得するまで直し続けるのが良策かもしれません。
そこまでやって、ようやく作品の良し悪しを見てもらえる土俵に立てるのだと、今回のチャレンジを通じて学びました。世知辛い世の中です。
僅かでも参考になりましたでしょうか。
『桜夜』は、投稿して10日も立たずに書籍化されている作品も抜き去り、特定部門でランキング1位を記録しました。
多くのサイトを同時に使用するのは作業的に大変ですが、ひとつ増やすくらいなら大きな手間にはならないと思います。程よいTwitterでの宣伝も作品を読んで頂く機会を作る効果がありましたのでおススメです。ただ匙加減にはご注意を。
今回のお話は、なかなか読んでもらえずにいる作品が、やりようによって陽の目を浴びるかもしれません、という一例。逆に他のサイトからカクヨムに来て一気にアクセスが増えたという話も耳にしたことがありますから、どこが良い悪いの話ではありませんので。
また『桜夜』は一気に1位に突き抜けた後、じわじわと順位が後退しています。サイト内でピックアップされたとか、運要素も大きく作用していたのかもしれません。神のみぞ知る。
※カクヨムに掲載していた『桜夜』は一旦非公開にしました。アルファポリス側に投稿したものと結構な差があり、それを反映する作業時間がとれなかったためです。完結したら再掲載する予定でいます。
今宵のおわりに 白河マナ @n_tana
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