第4話 清く、正しく。潔く。
全員の階下への退避を確認した
ディスプレイには、
標的とするアンノウンたちも着弾可能なポイントに達している。
黒木砲術長はマイクに向け、
「清く、正しく。」
と宣した。
専科での射出に向けての『構え』の合図である。
5秒を経て、哨戒隊員からの待ったはかからない。
上着を軽く羽織り、後ろで悠然と立つミーシャ指導官からの否もない。
黒木砲術長はマイクに向けて宣する。
「
すなわち、『撃て』の合図。
ジュダッ。ジュダッ。ジュダッ。ジュダッ。
今回の射出初速はマッハ6強に設定されていた。結果は、索敵支援のドローンからすぐにもたらされた。
オールグリーン。地上から鎌首をもたげる形で島に接近してきていた推定質量20トン以上のアンノウンは、全て活動を止めていた。
迎撃目標クリアの表示に、
☆
諸行無常の世に潔くあれ、かと、校長代理はその号令を承認した。
珪素族系異能ツチミカドが挑みし、陸上自衛隊施設科の下剋上史 十夜永ソフィア零 @e-a-st
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