あとがき

あっという間のショートストーリーを読んでいただき、ありがとうございました。


なかなかややこしく書いてしまったので分かりにくいとは思いますが、この話の主題は、『自己の喪失』となっています。


学生の頃を振り返り、内申をせっせと稼いだ頃。

振り返りの紙や、感想の記述欄に、自分の本心を書かなかったことはありませんか?


本心を書けば、評定は悪くなる。

でも、嘘のことを書くのは、考えるのも苦しいし、面倒だ。


それだけじゃない。親からも、○○なんだからしっかりしなさい、いつまで子供でいる気、など、散々な言われようで、無理矢理大人になろうとする人だっている。


取り繕って先生の求める正解を書いて、親からも求められた態度を取って……私としては、それをした所で、出来上がるのはただのロボットだと思いますが。


与えられた事しか出来ない、機械的な人間になる事も時には重要ですが、柔軟な発想と、子供らしい遊び心だけは、何があっても忘れない方が良いのではないでしょうか?


さて、話が長くなってしまいましたが、この辺で終わりましょう。


出てきた人物は、二人だけの物語、数分だけでも楽しめて頂けていれば嬉しいです。

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心に穴が空く ロン @migitega_uzuku

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