家族になれなかった家族になってしまった家族として歩む“私”の話。

 並大抵ではない不和を抱えた家族と向き合う“私”。しっかりと背骨の通ったひとりの女性の生き様が、“宇宙を泳ぐ金魚”というファンタジーを通して、迫力のある描写で描かれる。感想はただひとこと……おもしろい!!