見たこともない幻想が描く、いつか噛み締めた孤独の苦味。

空き缶を積み上げて月まで届く塔を作ろうとする少女。物理法則なんてあったものではない夢まぼろしの物語ですが、そこに描かれる感情の苦味は、確かにいつかどこかで噛み締めたことがある。すてきなファンタジーでした。