30歳フリーター奮闘記

@akasan2525

第1話 30歳フリーター絶望する

俺の名前は谷川亮太

大学を卒業後工場で時給800円のアルバイトをしている

いわばフリーターだ

趣味はギャンブルでそれで作った借金が100万円ほどある

30歳という年齢にして童貞で友達も彼女もいない

まさにこの世の底辺みたいな存在だ


「ピピピピッ。。ピピピピッ。。」

けたたましい目覚まし時計の音が汚い四畳半の部屋に鳴り響く


「んぅぅ。。」

伸びをすると谷川が起床する

底辺借金持ち童貞フリーターの起床である


「仕事めんどくせぇ。。」


谷川が働くのは実家から自転車で5分ほどにある半導体工場だ

その時給はなんと800円

最低賃金クラスである

1日働いても6000円ちょっとにしかならない

仕事内容はというと完成した製品を傷がないか検査する仕事である


「1日働いて6500円。。こんなんじゃ1円パチンコしか打てねぇよ。。」


とグチをもらしつつも着替えて親の作ったご飯をかきこむと、谷川は自転車で職場に向かったのであった


。。。。


時間は17時30分

そう仕事が終わる時間だ


「仕事疲れたな。。そうだ今日は金曜日だし帰りにパチンコ屋にでもよっていくか!」


そういうと谷川はチャリにまたがり、家から自転車で10分くらいのところにある低貸し専門店に向かった


「ジャラジャラ。。」

けたたましい音が鳴り響く店内

普通の人にとっては不快な場所だが、谷川にとってはこの騒音が逆に心地よかった


「今日は何を打つかなぁ。。これでいいか。。」


谷川が座ったのは今話題の爆裂機

当てるまで多くの投資をしなければいけないが、当たったときのリターンは大きい


「回んねーな 違法釘かよ」


悪態をつきながらも谷川は台脇のサンドに金を突っ込み続けた。。


「1パチで1万突っ込んで当たりゼロ。。」

「まぁ、4円だったら4万負けてたわけだし実質3万勝ちかw」


そう言うと谷川は家路につくのであった

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