今世で抱かぬ恋心を転生先で好意を寄せた人は身分を隠した皇帝陛下

女子大生で参加した合コンで好意を寄せられる事なく、帰路の途中公園でやけ酒を浴び、酔った勢いで噴水の落ち溺死したヒロインが、後宮で皇帝陛下のお渡りもなく、将来に悲嘆しながら眺めていた池に落下し、溺死した妃の身体に憑依。それまでの妃が大人しく目立たないネガティブな性格から、憑依した転生者は、空手を嗜む体育会系でポジティブな性格に変わっていた為、その豹変に周囲は驚いた。そのうち、皇帝陛下の近習の宦官と知り合い、始めこそ嫌悪感があったが、次第にその彼に惹かれていき、恋心を抱くまでになった。ある事がきっかけで、その彼が皇帝陛下と知り、皇帝陛下である以上、後宮で他の妃共夜伽をする事に毛嫌い、皇帝陛下との愛を諦念した所、皇帝陛下から、ヒロインしか愛さない、世継ぎもヒロインの子だけと言われ、結ばれるラブストーリー。
自分を顧みず、他人を想う心と、転生前が平民であるから、下の者に対しても奢る事なく接する態度や、時に豪胆に行動するヒロインの姿に憧れる他の妃の行いや皇帝陛下の心情に感銘しました。