第24話 あとがき

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

連載を始めて約1ヶ月、無事に完結することが出来てホッとしております。

前作がシリアスな内容だったのに比べ、今回はとことんギャグ方面へと突き進みました。


果たしてこれが面白いのかどうか・・・エピローグの創造神の言葉が私の心境でもあります(笑)



当初は、プロローグに出てきた先輩創造神の世界を舞台にしたお話を作る予定でした。しかし、最後まで書き切る自信が無く、断念していました。

そのお話の終盤で、「魔王と間違えて厨二病を連れて帰った世界は、意外と全知神にウケた」と書く予定だったのですが、「一体どういう話になったらウケるの・・・?」と疑問に思ったところから、私の挑戦が始まってしまいました。

まさかこの話が先に出来上がってしまうとは・・・(笑)


もしこの作品を気に入ってくださる方が多くいれば、そちらもいつか実装されるかもですね!

ジャンルはもちろんギャグコメです(笑)



あと、本当はこの話、勇者パートを書く予定はなかったのですが・・・小説家になろうさんのタイアップ企画にあった、漫才コント大賞を見た時に思い付いたネタを使いたくてねじ込んでしまいました。

そこからまさかあんなにたくさんのお笑いネタをぶっ込むことになるとは・・・

自分が1番驚いてます。



この作品の中で1番ネックになったのはこの世界の仕組みの部分です。

世界=作品

創造神=作者

全知神=読者

言ってしまえば、カッコよく言い換えただけなんですが、それがかえって分かりずらくなってしまったかなと・・・今でも正解は分かりません。


ただ違うところと言えば、創造神は世界の住人達を自由にコントロール出来ない。キャラメイクは出来るけど、その後は勝手に動き出し、制御不能であることです。


それに比べ、作者は物語に出てくるキャラクター達を自由に動かす事が出来ます。悪役にするのも、善人にするのも作者次第で可能です。


例えば、プロローグで魔王を勝手に自分の世界へ連れてきた先輩。あの部分だけみれば、自分勝手な迷惑な奴。ですが、実はあの先輩は「消滅しそうな世界から、キャラクター達を自分の世界に避難させている 」と一文付け加えるだけで、少しだけ良い奴にする事ができます。

そう、彼はあんなでも良い奴なのですよ(笑)


この世界の仕組みについては、私の力不足で説明が分かりずらくなり、申し訳ないです。

要はダークファンタジーからギャグコメになったので、みんなちょっとおかしくなりました。ということでした・・・(汗



創造神が最後に語っていた話・・・私が初めて作品を作り終えた時の心境を書かせていただきました。

自分の中で終わるはずだった世界・・・本当は存在する事がなかったはずのキャラ達を誰かと共有することが出来る。その事が凄く嬉しかったのを覚えています。

もしも、自分の中に眠らせている物語があれば、ぜひ書き起こしてみることをオススメします!

創造神には誰でもなれますし、いつでもやめられますから(笑)



最後に、この作品を読んで下さった全知神様。

この世界は存続か、消滅かどちらのジャッジを下しましたか?

この世界は面白かったですか?


さて、前作からほとんど間隔を空けずに書き続けてきたので、私も勇者や案内人と同じように、しばらくゆっくりしたいと思います。・・・多分。

実はこの作品を書きながら思い付いたお話もあるので、またいつか公開したいと思っています。


この作品を書き上げることが出来たのは、数多くの作品の中から選んでくださった皆様のおかげです。

ブクマ、評価も本当にありがとうございます。

いつも励みにさせて頂いていました。


また次の作品でお会い出来ると嬉しいです。


御愛読、ありがとうございました。


2021.8.28 三月叶姫


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異世界に召喚された魔王と間違えて厨二病を連れて帰ってしまったが、勇者一行がもう来ます 三月叶姫 @kanchan39

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