個人メドレーリレー小説;ノベルの海に溺れそう

チェシャ猫亭

オリンピックも佳境なので

 先ほどまで、東京五輪の水泳競技が行われていた。本日は最終日、男女のメドレーリレー決勝が最後の種目。日本が、どちらも決勝に出られてよかった。

 おりしも八月になったばかり、何か新しい小説を書きたい。

 実況を聞きながらチンタラ考えていたが、いきなり書けそうな題材はない。断片的なエピソードならあるけど。

 どうしたものか。


 そうだ。

 メドレーリレーからヒントをいただいた。ジャンルの違うものをリレーすればいいのだ。よし、なんとか書いてみよう!



 第一泳者 背泳ぎ


 自慢じゃないが、裕子は泳げない。そんな奴が、何がメドレーリレーだという気もするが、始めてしまったものは、仕方ない。最後まで棄権はできない。

 背泳ぎは、バックともいう。頭文字、Bならボーイズラブか、大得意分野だ、書きやすそう。バック使うし、なんてね。

 しかし、男性読者にドン引きされそうだ。困ったな、と思っているうちに、もう100メートル進んでしまった。


 第二泳者 平泳ぎ


 頭文字はH.なぜか最近、ホラーも書く私としては、はりきって書くかな。今朝も、同窓会ネタを思いついて、連載中のホラー短編集のネタができた、わーい、と喜んでいたところ。

 ここに書いちゃうと、またネタがなくなって困るのことよ。

 そして常に悩んでしまう、ホラとホラーは、どう違うのか。悩んでいるうちに、早くも引き継ぎ。


 第三泳者 バタフライ


 またBか。今度こそ、腹をくくってボーイズラブ書くか。しかし男性読者が、と、前にも同じこと書いたな。いいかげんにせい、と叱られそう。

 何故かSFも書いてるんだから、背泳ぎには、そっちを書けばよかった。

 といっても、人類滅亡、みたいなテーマで、深く考えずに書き出してしまって、どう収拾をつけるのか、激しく悩んでおるのです。どこかの人生相談に、相談してみようか。


 第四泳者 自由形


 自由って、いいね。

 何書いてもいいんだもん。

 でも、その自由さが枷になったりすんのよね。お題を与えられた方が楽だったりして。


 ラストを飾るのは、やっぱりコメディかな。

 悲劇なら、ただ悲しい話を書けばいいのだけど。映画でもなんでも、笑わせるのは至難の業。

 この話も、コメディのつもりで書き出したけど、今頃、読者の皆様の怒りを買っているかもね、お願い、せめて、最後まで読んでください。

 裕子は、必死に犬かきを続けております。


 ところで、ここは何処なんだろう。

 ノベルの海、ってタイトルに書いたけど、リレーってプールでやるもんですよね。

 海でやるのは、オープンウォーターか。


 というわけで、このしょうもないリレー、約25分で書き上げました。これから校正して投稿します。お目汚し、失礼いたしました。


 オリンピック後半戦も、がんばれ日本代表!


.(,本作は、2921年8月1日に書きました。本当に素晴らしい五輪でしたね!)


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