ひたすらやらかしていく物語

VRゲームのトップランカーだった主人公がゲームのスキルを持ったままゲームそっくりな世界の神に頼まれて貴族に転生、領地を発展させていく物語。

誰も作れなかった魔法薬の作成以外にも、現代の便利用品を現代知識、魔法陣、魔法薬を使って再現したり、娯楽や料理も持ち込んでフィーバー、創作スキル以外の魔法も武力も世界最強、子供だけど1人で何でもできるよ、な、まあよくあるチート頼みの無双系ですが、主人公の脳内会話が結構面白い。

周囲に神だの剣聖、賢者と思われるのは嫌だそうですが、ほぼ自重しないので隠せないという。基本「あれ、またやらかしちゃいましたか?ハハハ」とやる流れの繰り返しなので、頭空っぽで読みたい人にはいいかと。

家族関係は良好で周囲の人間も親切、悪人があまりいないのも、空っぽで読みたい部分では利点かな。クレクレ要員なのは仕方がない。販売は家族がしてくれたり、主人公が教えることで家族や婚約者、職人も手伝えるようになったりとちゃんと普及もさせていくのは好感が持てる部分。
しかし何でも1人でできるスペックのため、本当に対等な仲間がおらず、全て主人公賛辞で終わるのはもったいないと思う。
あ、聖竜のミラはかわいい、これ大事。書籍化したそうですが、結構大量にある設定矛盾の解消はあるのかな(消えたミラお世話係とか、前から出てた畝がかなり後でフィーバーとか)

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